右が亜炭のうた、左が埋もれ木細工のうた
伊達伸明さんの作詞/デザイン手ぬぐいです。
現在募集中の「亜炭歌留多」に応募された方に、先着で手ぬぐいを差し上げています。
ふるってご応募ください。
※亜炭歌留多応募条件等については、チラシや、
「亜炭香古学2013」のホームページ
http://www.sendaicf.jp/atan2013/
をご確認ください。
7/20(日)~8/25(日) せんだいメディアテーク7階ラウンジ
「どこコレ?」は、市民から寄せられた古い写真を展示し、それが「いつ・どこで」撮影されたものか来場者に情報を求めるイベントです。来場者は、写真から気づいたことを付箋紙に記入して貼っていきます。昭和20~40年頃の写真が展示されていましたが、当時の街並みを知る方々は、「亜炭」についてよく知る世代でもあります。
「亜炭香古学」のブースでは昭和21年の地図や古い写真を展示し、「どこコレ」方式で
●亜炭・埋もれ木にまつわる思い出や、これに関連すること
(亜炭が販売されていたところ・亜炭鉱山名、など)
を付箋に記入し、
●地図上にシールを貼付して、その出来事がおきた場所を図示していただきました
初日はこんな感じが・・・
少しずつ付箋が増えていき、
来場者の提供資料も増えていき、
今年の「亜炭香古学~足元の仙台を掘りおこす」
WEBサイトができました。
http://www.sendaicf.jp/atan2013/
↑ クリックしてご覧ください
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昨年度の開催では、多くのかたに亜炭・埋もれ木の情報をお寄せいただきました。
ここで寄せられた情報をもとに、今年の計画をたてることができました。
仙台市内にある亜炭坑口跡をめぐるツアーや、
「川埋木」がつかわれた建造物「旧亀岡家住宅」を見学するツアー、
10月にサンモール一番町アーケードにて行われるクラフト展にあわせ、
これまで埋もれ木に触れたことのない、若い作家たちが今時の「埋木細工」
に挑戦する展覧会など計画しております。
1年を通して、様々な活動を行います。
ぜひ、ご参加ください。
3月23日開催の「ようこそ♪青葉の森の時間旅行へ 亜炭の記憶をたどる旅」の報告です。
【青葉の森スタッフブログ】
http://sendaishi-koenryokuti-kyokai.no-blog.jp/aobanomoriryokuchi/2013/03/post_04b7.html
新聞「亜炭香報5号」にも記事を掲載していますので併せてご覧ください。
重複しますが、このブログでも簡単に写真を掲載してご紹介したいと思います。
第一部「亜炭たんけん!」
午前中は、亜炭層と亜炭坑跡の野外観察会です。
ファシリテーターの西城先生のご案内で、
今回特別に用意されたルートを歩きます。
ところどころ観察しながら、奥へ歩きます
ときにはロープの張られた急斜面も登ります
足元に亜炭がみえるようになりました。黒い石のように
見えるものが亜炭です。亜炭坑に近づくにつれ、多く
見られます。
この写真ではわかりにくいですが、お目当ての亜炭層に到着。
黒い層の亜炭が、乾燥して白っぽくなっています。
埋もれ木も発見
植物の化石も発見しました
ルーペでよく観察してみます
さらに奥の方へいくと・・・
山肌にきらきらした石が。
「青葉山ダイヤ」と命名されたこの石の正体は、「高温型石英」だそうです。
そして、ついに亜炭坑跡へ到着。
入り口からのぞいてみると・・・
中には水が溜まっていました。
坑跡は、ここ1つだけではありません。
青葉の森のパンフレットの地図には、亜炭坑を示すマークや
写真が掲載されています。ぜひ、あわせてこちらもご覧ください。
* * *
午後からは、管理センター内に活動場所をうつし、外でみてきた
「亜炭」について、詳しく教えていただきました。
「炭はどうやってできるのか」、試験管を使った実験です。
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そして第二部、「埋もれ木にふれる!」
ファシリテーターが伊達伸明さんに交代します。
埋もれ木をみがくことで、じっくりその感触を味わうワークショップです。
「埋もれ木」は見た目は普通の木のようですが、磨くことで
独特な特徴が現れます。ほおずりしたくなるほど、やわらかい
触感でつるつるになるのです。
まず最初に、 いろんな形、大きさの埋もれ木のなかから、
気に入ったものを選びます。
耐水ペーパーを使って水研ぎします。
木が茶色い水でぬるぬるしてきたら、次第に耐水ペーパーの
番手をあげていきます。そうすることで、よりつるつるになります。
この日は仙台(全国)唯一の埋もれ木細工工人、
小竹孝さんと、お弟子さんの鈴木綾乃さんもご参加されました。
埋もれ木について、いろいろと教えてくださいます。
つるつるに磨くと、こんな感じになります。
木目がはっきりみえてきます。
最後は、みんながみがいた埋もれ木を一本の木の形に
おいて記念撮影しました。
2013年4月初旬に市内社会教育施設、市民センターで配布の予定です。
(3月26日現在 青年文化センター地下1階、せんだいメディアテークに設置済み)
■ 5号 表面
[印刷したい方] 亜炭香報5号/表.pdf
PDFデータを右クリックし、「対象をファイルに保存」して印刷
■5号 裏面
[印刷したい方] 亜炭香報5号/裏.pdf
PDFデータを右クリックし、「対象をファイルに保存」して印刷
亜炭坑跡を探検し、埋もれ木をひたすら磨くワークショップ
「ようこそ♪ 青葉の森の時間旅行へ 亜炭の記憶をたどる旅」
が、来る 3月23日 に開催されます。
開催概要は下記のとおりです。ふるってご参加下さい(要事前申込)。
(右クリックしてダウンロードすると印刷できます)
「青葉の森」スタッフブログ
http://sendaishi-koenryokuti-kyokai.no-blog.jp/aobanomoriryokuchi/
----------------開催概要------------------
ようこそ♪ 青葉の森の時間旅行へ
亜炭の記憶をたどる旅
-----------------------------------------------
日時:3月23日(土)10時~15時
会場:仙台市青葉の森緑地
http://www.sendai-park.or.jp/web/info/aobanomori/index.html
対象:一般20名(先着)
参加費:無料
持ち物:お弁当・軍手・雨具・汚れてもよい暖かい格好で
申込方法:3月6日(水)AM9時より、電話にて
申込・問合先:仙台市青葉の森緑地 青葉の森管理センター
〒980-0845 仙台市青葉区荒巻字青葉260
電話)022-263-2101 FAX)022-263-2102
mail)qq4385w9k@utopia.ocn.ne.jp
主催/(公財)仙台市公園緑地協会 青葉の森緑地
共催/(公財)仙台市市民文化事業団
■3号表面をPDFでダウンロードし、自宅で印刷したい方
→ [3号/表.pdf] を右クリックし、「対象を保存」を選択
3号裏面のPDFデータをダウンロードし、自宅で印刷したい方
→ [3号/裏 (1).pdf] を右クリックし、「対象を保存」を選択
2月9日に宮城野高校「放課後講座」で行われた、埋もれ木細工の体験ワークショップ。
全国唯一、最後の一人といわれる埋もれ木細工工人・小竹孝さんを講師にお招きし、約20名が箸置の制作に取り組みました。
今回の授業のテーマは、「埋もれ木の感触を知ろう」です。
埋もれ木が採掘されなくなってから40年近く経つ今、高校生にとっては、初めて出会う素材といえるかもしれません。現在では、入手不可能な材料であることを考えても、埋もれ木に触れる今回の授業は貴重な機会といえます。
まずはじめに、小竹さんから「埋もれ木」についての説明と、ご自身の作品や活動についてお話しがありました。
埋もれ木は仙台の名産品であること、また、その歴史についてお話しをききました。
その後、制作に入ります。
まず、箸置き用の埋もれ木素材の中から、一人2個ずつ、気に入った材料を選びます。
最初に、箸をおく部分として、中央に窪みを作ります。
小竹さんにお手本を見せていただき、みんなで挑戦。
今回の箸置きづくりのポイントは、埋もれ木らしい、ざらざらした表面をのこしつつ、一方でつるつるに磨く面を作り出すこと。
削り終わったら、くぼんだ箇所をつるつるに磨き上げます。
洗面器に水をはり、耐水ペーパー(紙やすり)を使って、水研ぎをします。
耐水ペーパーの目の粗いものから細かいものまで、丁寧に研磨していくと、みごとにつるつるになります。木目もはっきり浮き上がってきます。
そのなめらかで優しい肌合いが、埋もれ木の特徴であることを実感させます。
充分に研磨したあと、30分ほど自然乾燥させて、透明ラッカーを塗り、最後の仕上げに入ります。まずは窪み部分にラッカーを塗り、次に裏面全体に。
最後に表面の残り部分にかけていきます。
今回の授業では乾かすのに時間がかかるため、表面残り部分のラッカーぬりは、翌週の作業となりました。
<< 授業を受けての感想 >>
◆埋もれ木細工を見るのも初めての経験でした。職人の小竹さんが制作された作品は、仕上がりがとても丁寧で、しかも1枚の板から彫り込んでいることに驚きました。自分たちが体験した埋もれ木を使った箸置きは、小さくても埋もれ木の材質感をタップリ感じることができました。化石なのに逆目があることも分かり、元は木であることがよく分かりました。貴重な材料を提供していただき、丁寧にご指導いただいた小竹さんに感謝します。 ありがとうございました。
◆埋もれ木細工の体験で箸置きを作りました。手本を見せていただいた職人の小竹さんは、いとも簡単に削っていきますが、実際に自分がやってみるとなかなか思うようには丸ノミを使うことができませんでした。でも、小竹さんやお弟子さんから丁寧に教えていただけたので、最後は自分でも彫り上げることができ、耐水ペーパーで仕上げた後の箸置きはとても立派に見えました。