若生克雄先生(地学団体研究会)が、八木山の地形の成り立ちや、亜炭や化石など地学の観点からみた八木山の「面白いもの」、今・むかしの風景についてご自身の体験談を交えながらお話しされました。最後は時間切れで亜炭についてのお話しが駆け足となってしまいましたが、別の機会に改めて、その部分のお話しを聞かせていただきたいと思いました。
若生先生は、私たちの生活にある身近なものを取り上げて紹介し、それを時間も空間も遠く離れたものとつなげてお話しされるのがとても上手な方です。若生先生のお話をきいてから、石のカケラや土をみると、これはずうっと前にあんな遠くから来ていたのかと思いを馳せることができるようになります。また、人々が暮らしのなかで、それらをどのように扱ってきたのかについても教えてもらうと、そのモノに対してこれまでとは全く違った見方ができるようになります。
様々なもの(ごと)の調べ方、発表中に引用する資料の見事さにいつも驚かされ、大変勉強になります。
若生先生、いつもありがとうございます。