10月12日(土) ナゾの催し「もやし劇場」を開催しました。
ツアー最後の企画「もやし劇場」は「たのしむアナボコ」がテーマです。
ということで、亜炭山小学校の課外授業に参加します。
時間割
地下鉄愛宕橋駅で集合した後、今回の会場となる「もやし劇場」へ移動
川沿いをぞろぞろ歩いて会場入り口付近に到着。もやし劇場へ、ようこそ!!
もやし君たちがミニシアターでご挨拶。
1時間目 れきしとりか
愛宕山下水力発電所跡に足を踏み入れた参加者、不思議な空間に驚きます。
次は外に出て、今回のアナボコである古墳を見学。
意外な場所にこんなに良く見える古墳があったんですね。
2時間目 ちがく・けいざい
ここでも見られます!亜炭層
前日に雨が降ったことで黒く光る亜炭層がしっかり見ることができました。
地面にも亜炭が散らばっています。
「亜炭はお金だよ~」と突然聞こえてきて、足元の亜炭を拾います。
たくさんお金(亜炭)を手に入れた様子。やった~!
発電所跡に戻ってみると、
そこは自由市場とか書かれたマーケットが突如出現!
「亜炭はお金だよ」ということで、さっき拾った亜炭通貨でお買いもの開始です。
もやし店長がマーケットを仕切ります。
中にはこんな高額商品も商品もありました。
Tシャツ 10,000 あたん
商売繁盛 たくさんお買いものをしていただきました。
3時間目 テクノロジーこくご
テクノロジーこくごとは、音声読上げ機械を使ったハイテクな授業です。
本当の授業のように発表もあります。突然あてられてこたえなくてはならない参加者。
亜炭にまつわる「ある事件」のおはなしを聞きました(実話)。
最後は、句集「亜炭山」の朗読。参加者に朗読をしてもらいます。
手前にいるのは静かに舞う、もやしダンサーたかはしよしぴろ氏。
4時間目 化がく かてい
懐かしのかほり?メインイベント亜炭をもやします。
燃料として使っていた当時と同じ方法で、スギッパを使います 。
なかなか火がつかないけれど、少しずつ火が回り始めました 。
ここで亜炭を投入 。
モクモクと黒い煙が立ち込めてきました。これが当時の夕方、仙台の風景?
そしてなんとも酸っぱい、脂っ気のある独特のかほりがしてきました。
これが亜炭の香りなのかと身体いっぱいに亜炭を感じます。
まだまだお楽しみが!
おやつのポップコーンを火にかけます。
最初は弾けなかったポップコーンですが火が安定すると、ポン、ポン、ポンッと楽しい音が鳴り出しました 。
出来上がり!
成功したポップコーンを頬張って、みんなでおやつタイム。
放課後 たんけん
放課後、発電所跡からつながる導水トンネルを探検しました 。
先は真っ暗、何が起こるかわかりません 。
みんなで歩けば怖くない。みなさん無事に戻ってこられました!
これにて、本日の課外授業は終了。
貴重な体験がいっぱいの課外授業でした。
<最後に>
なぜ、もやしなのか?
食べるもやし?それとも(亜炭)燃やし???
実はこの旧愛宕下水力発電所は、発電所としての機能を終えて後、冬の間もやし工場として利用されていたそうです。
そして、驚くべきことに(偶然にも)参加者のなかに、ここでお父さんがもやし工場を営んでいたという方がいらっしゃいました。不思議なご縁を感じます。
当時の「もやし工場」の詳しいお話し、写真資料などは、いずれ「亞炭香報」で明らかになることでしょう!乞うご期待。