「どこコレ?おしえてください昭和のセンダイ」
(主催:20世紀アーカイブ仙台、せんだいメディアテーク)の開催にあわせ、同会場内で亜炭香古学の展示 「教えてください 亜炭の暮らし」 を行いました。
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7/20(日)~8/25(日) せんだいメディアテーク7階ラウンジ
「どこコレ?」は、市民から寄せられた古い写真を展示し、それが「いつ・どこで」撮影されたものか来場者に情報を求めるイベントです。来場者は、写真から気づいたことを付箋紙に記入して貼っていきます。昭和20~40年頃の写真が展示されていましたが、当時の街並みを知る方々は、「亜炭」についてよく知る世代でもあります。
「亜炭香古学」のブースでは昭和21年の地図や古い写真を展示し、「どこコレ」方式で
●亜炭・埋もれ木にまつわる思い出や、これに関連すること
(亜炭が販売されていたところ・亜炭鉱山名、など)
を付箋に記入し、
●地図上にシールを貼付して、その出来事がおきた場所を図示していただきました
初日はこんな感じが・・・
少しずつ付箋が増えていき、
来場者の提供資料も増えていき、
最終日までに沢山の付箋が貼られました。
ここに寄せられた情報は、追跡取材し、新聞「亜炭香報」の記事として
いずれ公開させていただく予定です。
また、「どこコレ」亜炭版として、昔の写真も展示しました。
「亜炭香古学~足元から掘りおこす」の副題通り、亜炭が足元から採れていたことがわかる写真(所蔵:仙台市戦災復興記念館)です。
これは、撮影された場所について2案分かれました。
背景にうつっている大年寺山のアンテナの並び方、また大年寺山の見え方から、その高度などが、判断のポイントになるようです。
八木山の松が丘、または東北放送の脇あたりから撮影されたものではないかというご意見をいただきました。
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8月17日(土)-18日(日)は、
会場に、企画者の伊達伸明さん(大阪在住)がいらっしゃいました。
ご親戚が埋もれ木細工店を営んでいらっしゃった来場者2名の方からお話しを伺います。
埋もれ木細工職人が多く住んでいたという、川内山屋敷周辺地図や解説資料もいただきました。
広瀬川で拾った埋もれ木を会場にもって来て下さった方もいれば、
八木山に住んでいらっしゃる方から、ご自宅で採れた亜炭をお持ちいただくこともありました。
展示会場でも、WEB上でも公開できませんでしたが、
このほかにも貴重な証言や、写真、地図、文献資料を
多くのかたに、お寄せいただきました。
ご協力いただきましたみなさまに、この場を借りて、改めてお礼申し上げます。
いただいた資料は、今後の「亜炭香古学」の企画や、新聞「亜炭香報」に反映させていただきます。
新聞「亜炭香報」は12月以降にまとめて発行予定です。
楽しみにお待ち下さい。