亜炭香古学~足元の仙台を掘りおこす

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亜炭の記憶をたどる旅

2013年3月29日

3月23日開催の「ようこそ♪青葉の森の時間旅行へ 亜炭の記憶をたどる旅」の報告です。

【青葉の森スタッフブログ】

http://sendaishi-koenryokuti-kyokai.no-blog.jp/aobanomoriryokuchi/2013/03/post_04b7.html

新聞「亜炭香報5号」にも記事を掲載していますので併せてご覧ください。

重複しますが、このブログでも簡単に写真を掲載してご紹介したいと思います。

 

第一部「亜炭たんけん!」

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 午前中は、亜炭層と亜炭坑跡の野外観察会です。

ファシリテーターの西城先生のご案内で、

今回特別に用意されたルートを歩きます。

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ところどころ観察しながら、奥へ歩きます

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ときにはロープの張られた急斜面も登ります

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足元に亜炭がみえるようになりました。黒い石のように

見えるものが亜炭です。亜炭坑に近づくにつれ、多く

見られます。

この写真ではわかりにくいですが、お目当ての亜炭層に到着。

黒い層の亜炭が、乾燥して白っぽくなっています。

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埋もれ木も発見

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植物の化石も発見しました

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ルーペでよく観察してみます

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さらに奥の方へいくと・・・

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山肌にきらきらした石が。

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 「青葉山ダイヤ」と命名されたこの石の正体は、「高温型石英」だそうです。

そして、ついに亜炭坑跡へ到着。

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入り口からのぞいてみると・・・

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中には水が溜まっていました。

坑跡は、ここ1つだけではありません。

青葉の森のパンフレットの地図には、亜炭坑を示すマークや

写真が掲載されています。ぜひ、あわせてこちらもご覧ください。

*  *  *

午後からは、管理センター内に活動場所をうつし、外でみてきた

「亜炭」について、詳しく教えていただきました。

「炭はどうやってできるのか」、試験管を使った実験です。

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*  *  *

そして第二部、「埋もれ木にふれる!」

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ファシリテーターが伊達伸明さんに交代します。

埋もれ木をみがくことで、じっくりその感触を味わうワークショップです。

「埋もれ木」は見た目は普通の木のようですが、磨くことで

独特な特徴が現れます。ほおずりしたくなるほど、やわらかい

触感でつるつるになるのです。

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まず最初に、 いろんな形、大きさの埋もれ木のなかから、

気に入ったものを選びます。

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 耐水ペーパーを使って水研ぎします。

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 木が茶色い水でぬるぬるしてきたら、次第に耐水ペーパーの

番手をあげていきます。そうすることで、よりつるつるになります。

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この日は仙台(全国)唯一の埋もれ木細工工人、

小竹孝さんと、お弟子さんの鈴木綾乃さんもご参加されました。

埋もれ木について、いろいろと教えてくださいます。

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 つるつるに磨くと、こんな感じになります。

木目がはっきりみえてきます。

最後は、みんながみがいた埋もれ木を一本の木の形に

おいて記念撮影しました。

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