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【レポート】新たな《みんなの木道》

2021年01月15日

2020年は、2019年に制作した海側の木道に対して、貞山運河を挟んで少し南側、貴重な自然環境が残る湿地帯である汀沈釜(ちょうちんがま)と仙台亘理自転車道線に近接する場所に、新たな《みんなの木道》を制作しました。

新型コロナウイルスの世界的な流行を受け、川俣さんの来日は叶いませんでした。また、事前の準備に時間がかかり制作時期も冬場となりました。

川俣さんがパリから指示を出す

来日をすることができなかった川俣さんですが、日本のスタッフとの事前の打ち合わせと綿密な準備のもと、リモートでの制作を行いました。
8時間時差のあるパリと日本ですが、日本の制作状況にあわせて都度つなぎながら指示を出していました。現場では、積雪することもあり、暑さの厳しい夏場の制作とはまた異なる環境での制作ではありましたが、無事に制作を終えることができました。

新たな木道は、サイクリングロード(仙台亘理自動車道線)に近接しており、自転車を利用する方々や歩行者がアクセスしやすい場所に位置しています。
町内会主催のフットパスなどのイベントでも活用される予定ですので、ぜひ訪れて歩いてみていただければと思います。

 

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