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【レポート】祈りの祭り 100年前の仙臺七夕をつくり愉しむ

2017年08月31日 (更新:2016年8月31日)

<3.11オモイデアーカイブ自主企画イベント>

*開催日時
第1回 2017年7月21日(金)19:00~20:30
第2回 7月28日(金)18:30~20:30
第3回 8月3日(木)13:00~20:00

東北リサーチとアートセンター(TRAC)で初めての自主企画となる「祈りの祭り 100年前の仙臺七夕をつくり愉しむ」ワークショップを行いました。

仙台七夕を知る初回の講座

400年余の歴史を誇る仙台七夕まつり。
1回目は、写真として現存する、明治末から大正、昭和時代の各画像を見ていただきながら、仙台と七夕の関係などを知っていただくワークショップを催しました。この回では仙台固有の七つ飾りの意味や飾りの変遷なども紹介し、2・3回目のワークショップにつなげました。

仙台七夕を知る初回の講座

2・3回目は、仙台固有の七つ飾りの意味を踏まえたうえで、飾りを実際に作るワークショップを行いました。大正末~昭和初期頃の飾りを再現すべく、紙衣チームと巾着チームに分かれ、実際に飾られることを楽しみにしながら、みんなで和気あいあいおしゃべりしながらのワークショップ。手作り感たっぷりの七夕飾りが出来上がりました。

七夕飾りをつくるワークショップ

参加者のみなさんと作った飾りは、8月6・7・8日の「仙台七夕まつり」期間中、一番町四丁目商店街に飾られました。
全国からたくさんの方々が訪れ、豪華絢爛な七夕飾りが並ぶなか、大正時代の飾りをモチーフにした「100年前の仙台七夕飾り」−−−短冊、吹き流し、折り鶴、紙衣、巾着、投網、屑籠、の七つ飾りに加え、大正時代の七夕さんにあった七夕線香とスイカ行灯も再現。青空にたなびく七夕飾りは、とても風情がありました。

一番町四丁目商店街に飾られた100年前をモチーフにした七夕飾り

大正時の七夕さんにあった飾りを再現したスイカ行灯

テレビや新聞など各メディアでも取り上げていただき、おかげさまでたくさんの方々に楽しんでいただきました。

ワークショップは、3日間でのべ30人の皆さんに参加していただきました。ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!

【書き手】3.11オモイデアーカイブ

 

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