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【展覧会】佐竹真紀子個展「波残りの辿り」

2020年10月19日 (更新:2020年10月19日)

かつて・いま・これからを行き来する風景の表現

 

会期:2020年11月6日(金)-12月27日(日)金土日のみ開室

時間:13:00-20:00

会場:東北リサーチとアートセンター[TRAC]

仙台市青葉区大町2-3-22第五菊水ビル3F

主催:一般社団法人NOOK

※会期中に臨時休室となる場合がございます。開室状況はwebをご確認ください。

入場無料

佐竹真紀子個展「波残りの辿り」チラシ(2MB)

 

仙台市の沿岸に位置する荒浜地区と蒲生地区。災害危険区域の指定によって再び居を構えることができなくなったまちには、毎日のように通い、過ごす人びとがいます。

別の地域で暮らしを立て直す彼らにとって、その地はいつまでも帰る居場所であり、営みを再開する上でのよすがでもあります。

 

美術作家の佐竹真紀子は荒浜と蒲生のまちを訪れ、地面に残る家の基礎や物を見て歩く行為にはじまり、作品の設置を通して人と出会い、聞いた語りを制作に反映するようになりました。

度々訪問していた2013年から2018年は、区画整備の工事で風景が姿かたちを変えゆく間際。当時の人びとの語りには、“かつて”の暮らしの記憶とともに、移ろう“いま”と見果てぬ“これから”へ馳せる思いも編み込まれていたように思います。

本展では、土地への訪問を振り返りながら、かつて・いま・これからを行き来する風景の表現について、オブジェの記録と絵画の手法で思考します。

 

 

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【関連イベント】

参加無料、要申し込み

 

・ギャラリーツアー

11月28日(土)14:00-15:30

会場:TRAC ※先着10名

 

・オンライントーク

12月18日(金)20:00-21:30

会場:オンライン zoom

ゲスト:細萱航平(宮城県美術館 教育普及部技師)

 

【イベント申し込み・お問い合わせ先】

東北リサーチとアートセンター[TRAC]

〒980-0804 仙台市青葉区大町2丁目3-22 第五菊水ビル3階

アクセス 地下鉄東西線「大町西公園駅」東1出口(徒歩1分)※専用駐車場はございません。

Eメール artnodeTRAC@gmail.com

電話・FAX 022-397-7256(開室時のみ対応)

WEB:http://trac.smt.jp

 

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●佐竹真紀子 Makiko Satake

美術作家。1991年宮城県生まれ。武蔵野美術大学大学院造形研究科修了。

仙台市営バス停留所を模したオブジェを沿岸地域に設置する《偽バス停》シリーズを2015年より数年間制作。

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「東北リサーチとアートセンター(通称TRAC)」は、仙台や東北の歴史・資源・課題などを調べ、アートや表現につなげる活動と交流のための拠点です。 せんだいメディアテークが地域で展開するアートプロジェクト…

プロフィール

仙台市を拠点とする「土地と協働しながら記録を作る」組織。映像、写真、テキスト、イラストなどを用いた記録物の作成や、ワークショップや対話の場を通じて記録の活用の場づくりを行う。 2011年の震災以降、東…