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【レポート】Independent Bookstore Print Editions 作家が作品を売ることについて、またその試み。

2020年12月18日 (更新:2020年12月18日)

写真家・志賀理江子が仙台市のインディペンデント書店と共同で2019年秋から始動したプロジェクト、「Independent Bookstore Print Editions」。

作品を展示販売する参加店とサポートを担うギャラリストが会し、スタートから一年を経たタイミングでトークをおこなった。
「本屋とともに生きていたい」という志賀の言葉から始まり、アボリジニの地面に文字を刻む話まで、話題は縦横に飛んだ。

「なぜ作品は高いのか」というストレートな質問に対する、菊竹の答えは示唆に冨んでいるが、それを肯定しきれない志賀の逡巡も
現代的な悩みを表出していた。
国内外で活躍する写真家がなぜ今、本屋でオリジナル作品を制作し販売しようと思ったのか。そしてどんな手応えと難しさを感じて
いるのか、未来はどう見えるのかを率直に語り合った2時間となった。

 

文章:前野 久美子(book cafe 火星の庭)

 

●トークの様子は下記からご覧いただけます
【せんだいメディアテーク・オンライン】Independent Bookstore Print Editions 作家が作品を売ることについて、またその試み。

出演:
志賀 理江子(写真家)
菊竹 寛(Yutaka Kikutake Gallery)
高熊 洋平(書本&cafe magellan)
菅原 匠子(曲線)
前野 久美子(book cafe 火星の庭)

開催日:2020年9月15日(火)
会場:book cafe 火星の庭
企画運営:book cafe 火星の庭

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「アートノードTALK」企画・運営。「book cafe火星の庭」店主。1969年福島県生れ。調理師、出版社・書店勤務等を経て、2000年に夫の前野健一さんと、古書店と喫茶が融合した「book caf…

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写真家。1980年愛知県生まれ、宮城県在住。2006年に宮城県に移り住んで以来、写真というメディアとは何か、土地とともにある暮らしと表現とは何かについて、自問と追求により写真制作を行っている。おもな展…

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令和元年9月にオープンした本屋。店長の菅原匠子氏*が培ってきた視点により、地元のアーティストをはじめとし国内外のアートブックを中心に取り扱っている。出版物として完成された本だけでなく、本の制作プロセス…

レポート

出演:一之瀬ちひろ(写真家)/小森はるか(映像作家)/菅原匠子(曲線)

レポート

出演:大澤 寅雄((株)ニッセイ基礎研究所芸術文化プロジェクト室主任研究員/NPO法人アートNPOリンク理事長)/朝倉 由希(文化庁地域文化創生本部研究官/NPO法人福井芸術・文化フォーラム常務理事)/千葉 里佳(からだとメディア研究室/ダンサー・振付家)/宮本 一輝(仙台シアターラボ/俳優)/千田 優太(一般社団法人アーツグラウンド東北/代表理事)