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千年のしらべ 瑞巌寺・埋木書院一日鑑賞会

2018年06月15日 (更新:2018年6月21日)

2018年8月26日(日)11:50~16:00 埋木書院見学会・トークと演奏  限定80名 要申込(申込締切7/27必着) *有料

千年万年 その木は地中で眠っていた

目覚めの気配のなかで

埋木の色に出会い

埋木の声を聴く

埋木の時を想う

 

埋木とは長く地中に埋もれた樹木のことです。

数百年前に地中深く埋まり炭化したものは仙台特産工芸品・埋木細工として加工されました。
千年二千年前に水没した後引き上げられた名取川埋木は特上品の香炉灰などとして仙台藩から将軍や各地の大名・公家に献上されました。

いずれもめったに見る機会のない希少材ですが、明治のころに北上川から出土した川埋木で建てられた珍しい建物があります。
それがこのたび修復工事を終え限定公開されることになった瑞巌寺の埋木書院です。

建物内部の見学、由来や材料についてのお話の後、埋木製弦楽器の音色を味わいます。

 

▶埋木書院(うもれぎ しょいん)とは?

明治22年(1889)洪水で北上川底から発見された欅の巨木を、当時仙台でも指折りの資産家だった八木久兵衛氏が買い取り、一本の欅から天井板・柱・長押・敷居から戸障子の桟に至るまでを作りだし、5間×3間に半間廊下を四方に廻し書院とした。

明治36年6月16日着工、竣工は明治41年12月で、場所は仙台市南六軒丁(現土樋・東北学院大学構内)であった。昭和18年、戦禍を避けるために瑞巌寺に寄贈され五雲閣と命名された。

書院欄間の両面透かし彫りを始め、二室を隔てる欄間は粋で精微であり、小さな釘隠しも上品である。ガラス板も当時のもので手作りのため、室内から外を見ると所々ゆがんで見える。

※通常、一般には公開していません。

 

 

▶埋木製弦楽器「ウモレレ」とは?

2種類の埋木(山埋木=仙台埋木細工に用いられる炭化樹木/川埋木=阿武隈川出土の神代木)に、クジラの歯(石巻鯨工芸の材料)を組み合わせて作られた、東北希少工芸材の結晶。
2015年伊達伸明氏制作。

原材料提供:橘川埋木店、あぶくま沈木会、千々松商店

 

 

○日程

平成30年8月26日(日)11:50〜16:00

【第一部】埋木書院見学(入替制/主催者による時間指定)

①11:50〜12:10 ②12:10〜12:30 ③12:30〜1250 ④12:50〜13:10 ⑤13:10〜13:30

※ツアー開始10分前集合
※見学終了後、第二部開始時間まではご自由にお過ごしいただきます(外出、再入場可)

【第二部】トークと演奏 14:00〜16:00

ゲスト

・堀野 宗俊(瑞巌寺宝物館顧問)

・松浦 丹次郎(埋木研究者)

・伊達 伸明(美術家)

 

○参加費(拝観料)

大人700円(高校生以上)、小人400円(小・中学生)

 

○申込方法

【参加条件と注意事項】

□第一部、第二部ともに参加可能な方。

□参加者は見学時間①〜⑤のいずれかに割り当てられます。ツアー開始10分前集合です。
見学後、自由にお過ごしいただき(外出、再入場可)第二部開始時間にあわせ再集合します。瑞巌寺本堂、宝物館(青龍殿)もぜひご覧下さい。

□第二部は、埋木書院でなく、瑞巌寺内の別会場で行います。

□やむを得ない理由で見学時間を指定する必要のある方は、希望時間(①〜⑤)とその理由を申込書にご記入下さい。

□当日は事業記録のため映像・写真撮影を行います。予めご了承下さい。

【申込方法】

□定員80名。要申込。応募多数の場合、抽選。

□はがき、FAXまたは電子メールに、(1)「埋木書院見学会申し込み」と明記の上、(2)氏名(3)住所(4)電話番号(5)年齢、やむを得ず見学時間を指定される方のみ(6)①〜⑤いずれかとその理由、を記入してお送り下さい。

□グループでお申込みの場合、申込は一通にまとめて構いませんが、参加者全員の申込の必要事項(1)〜(5)と、グループ単位での当落を希望するかしないかご記入下さい。

【申込宛先】

せんだいメディアテーク 企画・活動支援室
〈はがき〉〒980-0821 宮城県仙台市青葉区春日町2-1
〈FAX〉022-713-4482
〈メール〉artnode●smt.city.sendai.jp(●を@に変えてお送り下さい)

○申込締切

7/27(金)必着

参加の可否は、8月6日(月)までにお知らせします。集合場所、時間など詳細は参加者のみにご案内します。

 

○会場

瑞巌寺(宮城郡松島町松島字町内91)

※専用駐車場はありません。

【アクセス】

・仙石線「JR松島海岸駅」より 徒歩5分(最寄駅)
松島海岸・石巻方面(下り)時刻表
※仙台駅方面から会場へ向かう方は、時刻表で「石」「高」と表示されている、「石巻行き」「高城行き」のどちらかにご乗車ください。それ以外は「松島海岸駅」にはとまりません。
仙台・あおば通り方面(上り)時刻表

・東北本線「JR松島駅」より 徒歩20分

 


 

ゲストプロフィール

 

 堀野 宗俊(ほりの そうしゅん)/瑞巌寺宝物館顧問

東北学院大学文学部史学科卒業。葦航寺(七ヶ浜)住職。元松島町文化財保護委員。
著書に『瑞巌寺の歴史』『大崎八幡宮と瑞巌寺』『瑞巌寺宝物館青龍殿開館記念特別展図録Ⅰ Ⅱ Ⅲ』『日本三景への誘い 松島 天橋立 厳島』(共著)『松島への足跡』ほか。

 

松浦 丹次郎(まつうら たんじろう)/埋木研究者

福島県史学会会員。阿武隈川産埋木で工芸活動を行う。元伊達市保原町歴史文化資料館学芸員。
埋木建築「旧亀岡家住宅」(国指定文化財、伊達市)の移築復元に関わる。
梁川町の広瀬川で海獣パレオパラドキシア骨化石を発見。
著書に『伊達市誕生』『阿武隈川の埋木』『伊達の名勝高子二十境』『埋もれ木に花が咲く〜名取川埋木と仙台埋木細工〜』ほか。

 

伊達伸明(だて のぶあき)/美術家

取り壊される建物から生活痕の残る材料を用いてウクレレを制作し、肌合いにこもる記憶を楽器として元の住人に手渡す「建築物ウクレレ化保存計画」を主宰。現在までに学校、寺、劇場、住宅など70以上の建物をウクレレ化し、美術館・博物館などで展示している。
仙台では亜炭・埋木をテーマとしたプロジェクト「亜炭香古学」を実施、その中で制作された埋木製ウクレレは「アートと考古学」展(京都市立文化博物館/2016年)にも出品された。

 



作:伊達伸明


○お問い合せ先

せんだいメディアテーク 企画・活動支援室

〈はがき〉〒980-0821 宮城県仙台市青葉区春日町2-1
〈FAX〉022-713-4482
〈メール〉artnode●smt.city.sendai.jp(●を@に変えてお送り下さい)
〈TEL〉022-713-4483
〈URL〉https://artnode.smt.jp/

 

主催:せんだいメディアテーク((公財)仙台市市民文化事業団)
企画制作:伊達伸明
協力:瑞巌寺

 

チラシデザイン/homesickdesign

※チラシは6月末~配布開始となります

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プロジェクト

「東北リサーチとアートセンター(通称TRAC)」は、仙台や東北の歴史・資源・課題などを調べ、アートや表現につなげる活動と交流のための拠点です。せんだいメディアテークが地域で展開するアートプロジェクト「…

プロフィール

美術家、「建築物ウクレレ化保存計画」主宰。1964年兵庫県生まれ、大阪育ち。京都市立芸術大学美術学部大学院工芸科修了。2000年より取り壊される建物から生活痕の残る材料を用いてウクレレを制作し、肌合い…

その他

仙台の地域資源「亜炭と埋木」をテーマに、平成24年~27年に美術家・伊達伸明氏が実施したアートプロジェクトのアーカイブ