【レポート】ワケルくんバスで行く 雑がみ工場見学ツアー!
2019年08月24日 (更新:2019年9月4日)
6月17日(月)に開催したワケ雑がみ部関連企画「ワケルくんバスで行く 雑がみ工場見学ツアー!」のレポートをお伝えします。昨年に引き続き2度目となる今回のツアー。大正時代に創業した古紙問屋の山傳商店さんの工場の見学と、若林環境事業所でのごみ分別講座を受ける半日スケジュールです。今回も仙台市環境局さんのご協力のもとワケルくんバスに乗って出発です。
※仙台市のごみ分別キャラクターのワケルくんがプリントされた「ワケルくんバス」は、仙台市内の環境施設を見学するために利用されています。http://www.city.sendai.jp/kikakukehatsu/kurashi/machi/genryo/kankyo/shisetsu.html
移動しながら仙台市のごみ分別に関する映像を見ているうちに、仙台新港近くの山傳商店さんの「仙台港リサイクルセンター」へ到着です。
大きな開口部を持つ工場に足を踏み入れると、なかでは何やら作業が行われているようです。
紙の仕分けが、なんと手作業で行われておりました!
背表紙にボンドが使われている雑誌や、紙を束ねているビニール紐など、紙以外の素材はひとつひとつここで除外されます。膨大な量の仕分けの作業量には頭が下がります…。
みなさん、紙ごみを出すときにはしっかり分別を!
(分別はこちらからご確認ください → 仙台市ウェブサイト 紙類の出し方
http://www.city.sendai.jp/shigenkasuishin/kurashi/machi/genryo/gomi/wakekata/kamirui.html)
山傳商店さんでは、回収と分別をする製紙原料の問屋さんで、ダンボールやペットボトルなどの回収、分別を行っているそうです。工場内には、ダンボールをプレスして圧縮したキューブなどが山のように積み重なっていました。山傳商店さんではリサイクル自体は行っておらず、分別したものを他の工場が買い取ってリサイクルするそうです。
工場見学の後は、映像による分別講座。分別された資源がリサイクルされていく流れを教えていただきました。参加者からも多くの質問が出て、ビニールコーティングされた紙は、リサイクルするとき溶けないのでよくないことや、臭い付きの紙は、リサイクルしたときに臭いが残ってしまうのでよくないことなど、細かく教えてくれました。紙ごみだからと一緒くたにしてしまいがちですが、リサイクル後の形までイメージできると、捨てる前に意識できそうです。
次の目的地は若林環境事業所です。
ここでは、班に分かれて実際に分別体験を行いました。
紙類、プラスチック、その他の資源物、そして家庭ごみ、山傳商店さんで学んだことを早速生かして、みなで話し合いながら分けていきます。
分別後は、事業所の職員さんが採点をしてくれました。どの班も高得点だったのですが、分解しなければいけないものやリサイクルのマークが付いているからと油断すると、仙台市では回収していないものがあるなど、難易度の高いものもありました。普段の生活で、なかなか厳密にやりきれない部分は多いですが、まずはリサイクルをしようという姿勢を持つことが第一歩になるはずです!
以上、今回のツアーも無事に終了しました。
参加者のなかに何度か工場見学をしている方もいましたが、来る度に教えてもらえることがあると話されていましたのが印象的でした。さまざまな素材のごみが出るので、一つ一つ気をつけながら少しでもごみ減少につなげていきたいですね。