TALK ふたりの写真家「記録と記憶・語り始める風景」
2019年10月16日 (更新:2019年10月16日)
佐々木徳朗(写真家・農家)
佐々木隆二(写真家)
聞き手/小岩勉(写真家)
2019年12月7日(土)14:00-16:00
参加費500円
定員30名
先着順・直接会場へ
※定員を超えても入場できますが、立ち見になる場合があります。
会場
SARP:仙台アーティストランプレイス・スペースB
仙台市青葉区錦町1-12-7 門脇ビル1F
——————————
宮城・岩手と続く三陸は、点在する港町と農林業を主とした中山間地域で構成されています。
気仙沼市の西部に位置し、平野の周縁から始まる水梨地区も他の三陸同様、稲作や林業の他、葉たばこや養蚕も生業としてきました。
戦後日本の縮図とも言えるこの土地を、半世紀を超えて撮り続けてきた写真家の兄弟がいます。
兄・佐々木徳朗は高校卒業後、家業の農業に従事しながら水梨の「記録」を続け、水梨を取り囲む自然と、そこに暮らす人々の行為を丹念に記録し、展示や写真集として発表してきました。
一方で、弟・隆二は、気仙沼を離れて仙台に暮らしながら、折に触れて水梨を撮り続けてきました。それは、かつて生まれ育った土地の「記憶」を映像化する行為にも見えます。
「記録」も「記憶」も、あらかじめ写真に内包されたものだと言えます。それでは、ふたりの写真家の違いはどこにあるのでしょうか。そして、ふたりを写真に駆り立てたものは何だったのでしょうか。
残してきた写真が、遙か先に何を語り、何を私たちに伝えていくのか。写真を前に、初めて公開の場で語っていただきます。
——————————
同会場にて関連企画展も開催
「ふたりの写真家/佐々木徳朗 × 佐々木隆二」展
2019年12月3日(火)〜12月8日(日)
11:00-19:00 ※最終日17:00まで
入場無料
※トーク開催中は、展示のみをご覧いただけない場合がありますのでご注意ください。
——————————
佐々木徳朗(ささき・とくろう)
1935年気仙沼市生まれ。高校時代、下宿の会社員から写真を教わる。家業の農業に従事しながら、水梨地区の人々の暮らしと風景を65年以上記録し続けている。
写真展に「百姓日記」(リアス・アーク美術館)など、個展、グループ展多数。写真集に『百姓日記』『ふるさとの萱葺き屋根』『続百姓日記』。2013年には『新百姓日記』を出版。
佐々木隆二(ささき・りゅうじ)
1940年気仙沼市生まれ。仙台市在住。「沢内甚句」「宮城庶民伝」「少年」「賢治の宮城」「回転木馬」や、戦争体験者21人に撮影・取材した個展「いのち」を1990年と2015年に開催するなど、故郷・水梨の作品も多数発表。河北新報に「バス日和」「水の歳時記」を連載。
著書に『宮城庶民伝』(NHK出版/共著)。写真集に、『風の又三郎』(書森舎)。
——————————
アクセス
●地下鉄 南北線勾当台公園駅下車、徒歩約7分
●JR 東北新幹線/東北本線/仙石線/仙山線ともに仙台駅下車、徒歩約15分
——————————
[当イベントについてのお問い合わせ]
TEL:090-8788-5474(小岩)
E-mail:koiwa@jcom.home.ne.jp
[アートノードについてのお問い合わせ]
せんだいメディアテーク 企画・活動支援室
TEL:022-713-4483
E-mail:artnode@smt.city.sendai.jp
——————————
企画運営 小岩勉/NEU FILM
主催 せんだいメディアテーク(公益財団法人仙台市市民文化事業団)
Tag:
記事のステータス