TALK 金川晋吾× 西澤諭志 ふたつの「father」
2017年08月07日 (更新:2017年8月7日)
【トーク】
2017 年8 月26 日(土) 18:00-20:30
参加費500 円 /定員25 名先着
定員を超えても入場できますが、立ち見になる場合があります。
聞き手/小岩勉 ( 写真家)
【展示・上映】
2017 年8 月22 日( 火) -8 月27 日( 日)
11:00 -19:00 * 最終日17:00 まで
入場無料
会場
仙台市青葉区錦町1-12-7 門脇ビル1F
私たちは個として生を受けると同時に、多くは家族という括りの中で生きています。
そして、このあらがえない単位の中で、子は「父」や「母」が本来「個」である事を視界から遠ざけて過ごしているといえます。
離婚や死別による距離感とは事情が異なる、実の父の失踪を扱った金川晋吾の写真は、
何を考え、なぜ蒸発するのかといった、わからない事をわかろうとするプロセスとは異なり、
わからない事を受け入れる行為であると同時に、決して覗く事のできない人間の深部が確かにそこにあることを提示しています。
一方、西澤諭志は金川の行為を、父との会話を含め映像記録し、金川自身も記録される状況を作り出すことによって、
同等な個と個から表出する、身振りや態度、言葉の奥に、
見えないもうひとつの生身の人間を浮かび上がらせて行きます。
今回は、ふたりが制作したふたつの「father」の展示・上映と、
ふたりの作家の成り立ちや、人間の中に存在する、
もうひとつのわからないありようについて語っていただきます。
金川晋吾(かながわ・しんご)
1981 年 京都府生まれ。写真家。
東京藝術大学大学院博士課程修了。 昨年、青幻舎より『father』
刊行。 最近の主な展覧会「悪い予感のかけらもないさ展」2016 年
あざみ野市民ギャラリー、「STANCE or DISTANCE? わたしと
世界をつなぐ「距離」」2015 年熊本市現代美術館など。
西澤諭志( にしざわ・さとし)
長野県生まれ。写真家・映像作家。
カメラを用いて個人の身近な生活を記録し、そこに浸食し写り込
んでいく社会的、経済的な要因にまで目を向ける。主な展覧会に
「西澤諭志展ドキュメンタリーのハードコア」2011 年、「空想する
都市学」2014 年など。写真新世紀2007、2008 佳作受賞。
会場アクセス
● 地下鉄 南北線勾当台公園駅下車、徒歩7 分
● JR 東北新幹線/東北本線/仙石線/仙山線ともに仙台駅下車、徒歩15 分
http://www.bookshelf.cc/sarp/about/access.php
お問い合わせ
TEL : 090-8788-5474(小岩勉)/ E-mail: koiw@jcom.home.ne.jp
企画運営 SARP:仙台アーティストランプレイス
主催 せんだいメディアテーク(公益財団法人 仙台市市民文化事業団)
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