【レポート】ワケあり雑がみ部講座「あらためて知りたい 祈りと紙のまつり“七夕”」
2018年06月13日 (更新:2018年6月13日)
6月9日(土)に「ワケあり雑がみ部」講座「あらためて知りたい 祈りと紙のまつり“七夕”」が開かれました。
講師は「風の時」編集部の佐藤正実さんです。
佐藤さんは「風の時編集部」の代表をつとめており、これまでに書籍「仙台七夕まつり 七夕七彩」を出版されています。
七夕は紙に所縁の深いお祭りであり、今年の「雑がみ部」は仙台七夕まつりの時期に成果発表会をおこなうことから、これを機会に七夕についての知識を深め、活動に生かしていけたらと思い講座を企画しました。
当日は雑がみ部の部員の他にもたくさん方がご参加くださいました!
佐藤さんのお話は、仙台人でも知らないような七夕にまつわる知識が沢山。
昔の七夕飾りは現在のものより自由度が高く、傘のオブジェや飛行機などユニークなものが沢山飾られていました。
現在の七夕まつりと違って好きな造形を自由に飾っている風景がとても新鮮でした。
現在雑がみ部で制作している七夕飾りと近いものがあるかも!?
他にも仙台市・根白石では今でも手作りの七夕飾りを展示しているというお話や、「裸の大将」で有名な画家・山下清が仙台七夕まつりを訪れ、大絶賛していた話など、地元の人でも知らないような興味深いお話が沢山聞けました。
また、特に印象的だったのは「本来、七夕まつりは飾りを見ることだけでなく、七夕飾りをつくりながら祈るお祭りであった」というお話でした。飾りを見て楽しむのも良いですが、実際に手を動かして飾りを制作をしながら七夕まつりを楽しむのも、風情があって素敵だと思います。
また、講座の中ではお話されていなかったのですが、昔は家にとっておいたチラシなどをつかって七夕飾りをつくっていたと以前佐藤さんから伺いました。昔は本当に「雑がみ」で飾りをつくっていたのですね〜。
本講座の七夕の知識をプラスして、これから「雑がみ部」の制作活動はより熱がはいっていくことでしょう!
佐藤さん、素敵なお話を有難うございました!