>アートノード・プロジェクト>アートノード・プロジェクト/2020年度
世界的に活躍するアーティスト川俣正氏によるプロジェクト。津波で被災した仙台市沿岸部・新浜地区の貞山運河沿いで、地域住民の話から構想した橋の機能を持った作品「みんなの橋」設置に向けて活動します。同地域で活動する人々との交流と、刻々と変化する沿岸部の状況に呼応しながら、プロジェクトを展開していきます。
いわゆる現代アートでは、絵画、彫刻やパフォーマンス、プロジェクト型など、さまざまな形式をもった作品が展開されています。アートノードでも、これから複数のアーティストが仙台で滞在制作をおこなう予定ですが、その中には普段の尺度だけでは価値を測れないものもあるはずです。ミーティングでは、参加アーティストの関心や取り組んでいる課題などを切り口としながら、現在のアートに求められていることやアートノードが求めていくべきことをみなさんとともに探りたいと考えています。
現代アートやその周辺領域で活動されている方をお招きし、自身の制作での経験に基づいた考えをお話しいただくトークイベントです。せんだいメディアテークが、仙台で活動するパートナーとともに開催します。アートは本来的につねに根源的かつ社会的なものであり、多くの学びや経験を与えてくれる機会でもあります。その核となるアーティストの意思や考えに触れることで、より深くアートへの関心を持っていただけたらと考えています。
私たちの生活から海に流れ出たプラスチックごみが、いま、世界中の海を漂う「海洋プラスチック」として大きな問題となっています。仙台を拠点として活動するラッパーHUNGER(GAGLE)の言葉(リリック)とともに、海洋プラスチックの現状を市民のみなさんと共有するための展示です。
仙台・東北をベースに地域の歴史、資源、課題などを調べることを通して作品制作するアーティストが活動する拠点を、メディアテークの館外に設け、アーティストが一定期間滞在し、調査、企画、制作する過程を公開します。