アートノード・ミーティング 13「アートプロジェクトは、 ポリティカルコレクトネスか?」
2025年07月04日 (更新:2025年7月4日)
【開催情報】
日時:2025年8月3日(日) 14:30-16:00
参加無料・申込不要・直接会場へ
会場:せんだいメディアテーク 7階 スタジオa(仙台市青葉区春日町2-1)
出演
川俣 正 アーティスト
桂 英史 東京藝術大学大学院映像研究科教授
小田原 のどか 彫刻家・批評家/横浜国立大学教員
甲斐 賢治 せんだいメディアテーク アーティスティック・ディレクター
【お問い合わせ】
せんだいメディアテーク 企画・活動支援室
TEL : 022-713-4483 / E-mail: artnode@smt.city.sendai.jp
主催 せんだいメディアテーク(公益財団法人 仙台市市民文化事業団)
人種や性別、年齢などに基づく差別的な表現をなくすために、公正で中立的な対応、政治的正さとして求められてきた「ポリティカルコレクトネス(PC/ポリコレ)」という考え方は、日本でもよく聞かれるようになりました。ポリティカルコレクトネスは、さまざまなアートプロジェクトにおいて、作品をつくるアーティストだけでなく、主催者や運営する人々、関係する団体や行政にとっても欠かすことができない重要な視点です。
一方で、場合によっては、アーティストの活動や表現を制限し、アートプロジェクトが顕在化しようとしていた社会への「違和感」や「問い」を見えにくくしてしまうこともあります。
今回は、アーティストの川俣正氏とアートノードが、仙台市沿岸部で継続しているプロジェクト「仙台インプログレス」を例に、さまざまなアートプロジェクトの現場で活動をしてきた桂英史氏、小田原のどか氏とともに、アートプロジェクトにおけるポリティカルコレクトネスについて考えます。
川俣 正(かわまた・ただし)
1953年 北海道三笠市出身。1982年第40回ヴェネツィア・ビエンナーレ、1987年ドクメンタ8など国外での出品多数。2005年横浜トリエンナーレ総合ディレクター。東京藝術大学先端芸術表現科教授、パリ国立高等芸術学院教授を経て、現在もパリを拠点に活動。海外でもっともよく知られている日本人アーティストのひとり。
桂 英史(かつら・えいし)
1959年 長崎県生まれ。専門は、メディア論、芸術実践論、図書館情報学。せんだいメディアテークなどの公共文化施設のプランニングに携わる。主な著書に『表現のエチカ 芸術の社会的な実践を考えるために』(2020)、『インタラクティヴ・マインド 近代図書館からコンピューター・ネットワークへ』(新版、2002)など。
小田原 のどか(おだわら・のどか)
1985年仙台市生まれ。彫刻家・彫刻研究・批評家として制作、研究、執筆などの活動を行う。出版社・書肆九十九(しょしつくも)代表。主な展覧会に「近代を彫刻する / 超克するー津奈木・水俣編」(つなぎ美術館、2024)「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となり得てきたか? 国立西洋美術館 65 年目の自問 | 現代美術家たちへの問いかけ」(国立西洋美術館、2024)。主な著書に、『モニュメント原論:思想的課題としての彫刻』(2023)など。
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