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【レポート】エンゲキは人をどう育むか

2022年04月25日

演劇教育は大きく分けて2つの側面を持っています。演劇的手法を用いた教育(主にコミュニケーション教育)と、演劇そのものを通じて人を育む教育(主に表現教育)です。

私は両方に携わってきましたが、2020年度からの新しい学習指導要領においてコミュニケーション教育のニーズは高まっており、小学校〜高等学校だけでなく大学生や社会人を対象としたWSなど、広がりを見せています。

また、全国で約2,000校にあるとされる高校の演劇部や、専門学校、芸術大学などで用いられている演劇を通じた人材育成も、人口減少/少子高齢化により対象の人数は減っているものの、蓄積された経験とさまざまなメソッドが組み合わされて、より質の高い、豊かなものへと進化しているように思います。本編でも語られていますが、非認知的能力が必要とされるこれからの社会を生き抜く力を育むのには、演劇が最適解なのではないでしょうか。それを広く知ってもらうのも私たち世代の役目なのだと感じました。

レポート:演劇企画集団 LondonPANDA 大河原準介

●トークの映像は下記からご覧いただけます

エンゲキは人をどう育むか 第一部
出演 :虫明 元 (東北大学大学院医学系研究科教授)
虫明 美喜 (宮城教育大学特任准教授)
及川 多香子 (PLAY ART ! せんだい 共同代表)
聞き手:大河原 準介 (演劇企画集団LondonPANDA)

エンゲキは人をどう育むか 第二部
出演 :茅根 利安 (俳優/演出家/演劇講師)
亀尾 佳宏(島根県立三刀屋高等学校 演劇部顧問/演出家)
杉内 浩幸 (仙台市立仙台高校演劇部顧問)
聞き手:大河原 準介 (演劇企画集団LondonPANDA)

開催日:2022年2月20日(日)
会場 :仙台フォーラス 7階 even studio
企画運営:大河原 準介

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