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【レポート】私とあなたの間をとりもつものの話 〜メディウム(媒介)としての木版画と人形劇〜

2022年03月10日

木版画と人形劇を通して、社会と関わり合いながら表現活動をされてい る3組の方々にご登壇いただき、作ることと社会の関係や可能性につい てお話しいただいた。

まず中村友紀さんに<A3BC>の活動を写真を交えながらお話しいただいた。
海外の市民団体との繋がりや、コロナ禍での やりとり、国内の抗議の現場でのワークショップなど、木版画を通じて 人々と交流し社会に訴える方法は、経験や知識の有無を超えて、どのよ うな世界を望んでいるかを表現するものとなっていると感じた。

続い て、清水チナツさん、長崎由幹さんにオアハカの版画や壁画運動のレポ ートをお話しいただいた。オアハカという小さな街で、どのように人々は 今の表現方法や感性を培ってきたか、長い年月の中で人々が選択した大 切なものについて学ぶところが多く、今の日本に必要なものという思い が募る内容だった。

最後に、福島の大河原多津子さん、伸さんに、農業 のこと、ミヨベへの支援で感じたこと、原発事故後の記録と作品、今訴えたいこと、これからやろうとしている人形劇についてお話しいただ き、現実の出来事や社会問題を記録し、考え続けるために人形劇は大変 有効な表現手段であると改めて感じた。

 

最後はお互いの活動をリスペクトし、今後の交流が楽しみな中トークは終了した。 

 

レポート:工藤夏海(喫茶ホルン)

 

●トークの様子は下記からご覧いただけます
私とあなたの間をとりもつものの話~メディウム(媒介)としての木版 画と人形劇~ 

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