【レポート】アートブックの編集とデザインの裏側
2019年04月02日 (更新:2019年4月2日)
2019年2月10日、アートノードTALKの一環として、TALK「アートブックの編集とデザインの裏側」を開催した。
ゲストに編集者の櫻井拓、デザイナーの小池俊起を迎え、アートブックについて編集とデザインの視点から学んだ。編集者、デザイナー、ライター、アーティストなどを中心に29名の参加があった。
左:櫻井氏 右:小池氏
二人が制作に関わった作品集「池内晶子|AKIKO IKEUCHI」(gallery21yo-j)、「あわいゆくころ」(瀬尾夏美著・晶文社)を題材に、企画の意図や編集の方針、デザインのアイディアなどを具体的に話していただいた。
文章の校正、表紙の色、タイトルの付け方、帯文の工夫とった読者へ届ける上での細部へのこだわりも参加者の関心を引いた。作者と編集者とのやりとりについてもメールの文面を開示することで、具体的なイメージを想起させ、編集・デザインに関するより深い学びの場となった。
参加者からは「ゲストの考えや想い、それに付随した行動を追体験することができた。実際の本を手に取りながら聞くことができて有意義だった」「作者と作品をよく理解し解釈すること。本という特性の中で何ができるか考えることで素敵なものができあがる」という感想が寄せられ、満足度の高い企画となった。
文章:桃生和成(一般社団法人Granny Rideto)
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TALK アートブックの編集とデザインの裏側
2019年2 月10 日(日) 13:00 – 14:30
参加費 1000円
定員 30 名(要予約)
会場
シェア型複合施設 THE6
仙台市青葉区春日町9 -15 THE6 3 階
ゲスト
櫻井拓 編集者
小池俊起 デザイナー