【レポート】TALK 鮫ヶ浦水曜日郵便局とその先 縄文からつづく宮戸地区の物語
2018年02月27日 (更新:2018年2月27日)
2018年2月7日、青葉区春日町のSENDAI KOFFEE CO.を会場に、宮城県東松島市の宮戸島で展開しているプロジェクト「鮫ヶ浦水曜日郵便局」を中心としたトークイベントを開催しました。
ゲストには、鮫ヶ浦水曜日郵便局のプロデューサーで、映画監督の遠山昇司さんのほか、縄文時代から営みが続く宮戸島の歴史ににまつわるゲストスピーカーとして、奥松島縄文村歴史資料館長の菅原弘樹さんと、大正大学人間学部准教授の山内明美さんを迎えてお話を伺いました。
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2017年12月6日に、東松島市宮戸地島の旧鮫ヶ浦漁港に開局した鮫ヶ浦水曜日郵便局。
毎週水曜日、全国からこのポストに向けて手紙が届くこのプロジェクトも2か月が経過し、全国から水曜日の物語が書かれた手紙が届いています。
このトークでは、最初にプロデューサーの遠山さんから水曜日郵便局について、その成り立ちや仕組み、開局から2か月経過した現状についてお話していただきました。
プロジェクト概要の説明に続いて、菅原さんにはプロジェクトの舞台となっている宮戸島の縄文時代から続く歴史について、地形や産業の視点から紹介していただき、山内さんからは、南三陸の10世帯しかない集落の豊かさについて、研究者の視点からお話していただきました。
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後半は、3者によるクロストーク。
地域アートプロジェクトと地域の関係性から、日本における現代社会の暮らしに話が展開していきました。
「アート」と「食」の比較、後世に伝えるのではなく日常を一生懸命生きる姿勢の重要性、「つながること」と「孤独」など、とても興味深いお話でした。
文章:桃生和成(一般社団法人Granny Rideto、本トーク企画者)
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出演
山内明美(大正大学人間学部准教授)
菅原弘樹(奥松島縄文村歴史資料館長)
遠山昇司(鮫ヶ浦水曜日郵便局 局長 / 映画監督)
聞き手
桃生和成(一般社団法人 Granny Rideto)
開催日 2018年2月7日(水)
会 場:SENDAI KOFFEE CO.(仙台市青葉区春日町4-25パストラルハイム春