【レポート】 TALK「コトのアート研究所」カフェトーク
2019年03月25日 (更新:2019年3月20日)
「アートノード」のTALKシリーズの一環として、2019年2月23日、アートインクルージョンファクトリーにてトークイベントを開催した。
仙台の中心アーケード内のアート・インクルージョンのスペースを使い、1部ではLPACK.の小田桐奨による美味しいコーヒーを飲みながら横浜黄金町での創造的な場を創る活動から最近のアート・建築・デザインとしての企画などを紹介。
ISHINOMAKI2.0の松村豪太は「世界で一番面白い街をつくろう」と東日本大震災で被災した街の再生にはユニークな人材や「イベントからプロジェクトへ」とアートがこれからは必要、クロストークではアートによる復興支援でもあるリボーンアートフェスティバルの話があった。
村上は石巻の古民家を震災時の木造仮設住宅を利活用してゲストハウスやギャラリーの機能を持ち、アート体験や震災を伝えるサバイバル体験のできる復興支援活動拠点「コトのアート研究所」(コト研)の紹介に合わせ、これからは「コトのアート」が更に必要となり、「アートが無視できなくなる」と語った。
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2部では門脇篤から震災直後から仮設住宅などで月に1回継続実施している「おしるこカフェ」や南三陸やインドネシア・アチェでの住民を巻き込んだプロジェクトの紹介。
3部ではパルコキノシタが震災後9日目に救助された少年のインタビューを基にした「震災紙芝居」の紹介などを行い、静音ちかの歌謡ショーには支援している復興公営住宅の住民の方々も参加されていた。
カフェトーク終了後は関連企画で持ち込みによる「ゆるパブ」も開催され、知らない人同士でも場を共有し楽しく過ごすことができた。
文章:村上タカシ(一般社団法人 MMIX Lab)
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TALK「コトのアート研究所」カフェトーク
小田桐 奨 (L PACK.)
松村 豪太(一般社団法人 ISHINOMAKI2.0 代表理事)
村上 タカシ(一般社団法人 MMIX.Lab 代表理事)
門脇 篤(一般社団法人 まちとアート研究所 代表理事)
パルコキノシタ(美術家)
2019年2月23日(土)14:00〜18:00
入場無料 / 定員30名先着
会場 アートインクルージョンファクトリー
(仙台市青葉区一番町3-8-14 スズキアバンティビル3F)