【レポート】Sounds of Diversity ー生きものと音楽を創るー
2018年10月24日 (更新:2018年10月23日)
せんだいメディアテークが進めるプロジェクト「アートノード」のTALKシリーズ「Sounds of Diversity -生きものと音楽を創る-」。
今回は、仙台市環境局が進める「生物多様性保全推進事業~せんだい生きもの交響曲~」と、せんだいメディアテークの「TALK」シリーズ、そしてTURNAROUNDのコラボ企画として運営させていただきました。
会場は若林区卸町にある「イベント倉庫 ハトの家」(2018年8月現在の名称)。
「ハトの家」では、”とうほくあきんどでざいん塾”が今年度スタートしたプロジェクト「つくる場所をつくる!DIY PROJECT」が進行中。主にシェアスタジオとして2019年1月のオープンを目指しています。
これから動き出す新たなスペースで、地元仙台で様々な音を収集する菅原宏之氏、同じく仙台で環境音を素材に音楽を作る中里広太氏、また東京から、ラッパー/トラックメイカーで無類の虫好きでもあるKILLER BONG氏、蛍光灯で演奏する美術家の伊東篤宏氏を迎えトーク&ライブを開催しました。
前半は、菅原氏の虫や鳥などの音のコレクションを鑑賞しながらのトーク。
続いて、その音源を基にした中里氏のDJパフォーマンスを行いました。
後半は、蛍光灯の放電ノイズを出力する自作音具で演奏する伊東氏のサウンドパフォーマンス。そして、自身の虫の音コレクションを基にしたKILLER BONG氏のライブパフォーマンス。
最後に、出演者全員による座談会が行われました。
来場者からは、「普段何気なく耳にしている虫や鳥のさえずりに、また新たな視点で向き合えるいい機会になった」とのお声や、「同じ虫好きでも人により様々なアプローチがあると知り興味深かった」という感想をいただき、今回のテーマのひとつでもある、「多様性」ということを、いろいろな興味、感心から参加頂いた方からも感じることが出来ました。また、「ハトの家」という広い倉庫空間での開催は、新鮮且つダイナミックな効果を得ることができました。
文章:関本欣哉(Gallery TURNAROUND)
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「TALK Sounds of Diversity -生きものと音楽を創る-」
2018年10月13日(土)
16:00 – 18:50(途中休憩あり) 開場15:40
入場無料、定員60名 、 要事前申し込み
会場
イベント倉庫 ハトの家 (2018年10月現在の施設名称)
仙台市若林区卸町2-15-6
出演
菅原宏之 (サウンドデザイナー )
中里広太 (サウンドデザイナー )
KILLER BONG(BLACK SMOKER RECORDS)
伊東篤宏(美術家)
司会
今井はるか(仙台市環境局)
関本 欣哉(Gallery TURNAROUND)