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ゲージツ学校:第3回レポート 志賀理江子アトリエ訪問バスツアー

2016年07月25日

7月23日(土)、写真家・志賀理江子さんのアトリエを訪問するバスツアーを行いました。

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9人の高校生と美術家のタノタイガさんのほかスタッフとバスでメディアテークを出発。

バスの中では志賀理江子さんの写真集を読み回したり、企画内容の中間発表を行ったりとあっという間の1時間を過ごし、

いよいよ志賀さんのアトリエ「スタジオ パーラー」に到着です。

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閉店したパチンコ店を改装したアトリエ内部は、天井も高く、ギャラリーのような大きな白い壁で囲まれ、制作中の作品や模型などが並べられています。

その空間の中で、高校生のころに写真を撮り始めた志賀さんがどんなことを考えて写真家としての道を歩みはじめたのか、また宮城県に来てからどのようにして作品を作ってきたのかなど、たくさんの具体例とともにお話いただきました。

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特に志賀さんが高校生の時のお話は参加者との接点もたくさんあったのではないでしょうか。

みなさん食い入るように話を聞いていました。

お昼休憩を挟んで、現在制作中の作品のお話を聞きました。

写真を撮る時は一瞬だけれど、そのために時間をかけてたくさんの思考のレイヤーを重ねていく・・・

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現在計画中のプロジェクトについて書かれたホワイトボートを並べ、思考の積み重ね方を話していただきました。

宮城県に暮らしながら国際的な活動をしている志賀さんの考え方や、具体的な制作手法ついてのお話は、美術やデザインなど表現者を目指す参加者のみなさんの糧となることと思います。

ゲージツ学校は、成果発表会が再来週に迫ってきました!参加者のみなさんの企画がとっても楽しみです。

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プロジェクト

高校生などの若年層が、哲学や芸術の分野で活躍する講師とともに、対話と実践を重ねながら、わたしたちにとって芸術とは一体何なのかを考えていくプロジェクトです。

プロフィール

写真家。1980年愛知県生まれ、宮城県在住。2006年に宮城県に移り住んで以来、写真というメディアとは何か、土地とともにある暮らしと表現とは何かについて、自問と追求により写真制作を行っている。おもな展…

プロフィール

東京生まれ、仙台育ち。美術家。東京造形大学造形学部卒業、東北芸術工科大学大学院芸術工学研究科芸術文化専攻彫刻コース修士課程終了。立体造形、映像、パフォーマンス等、多様な表現手法によって、社会制度やルー…