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ゲージツ学校:第1回レポート ナイトクラブから考える

2016年06月08日

6月4日(土)「青少年の生きる技術のためのゲージツ学校」第一回を開催しました。

今回は、市内の高校生の皆さんほか23名が参加します。

まず冒頭に、ゲージツ学校で行う内容の説明と進め方についてメディアテーク学芸員の清水建人より説明しました。

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1、ゲージツ学校は、自分の作品をつくって発表するのとは少し違い、いろいろな人間関係や街のなかのさまざまな状況に芸術を志す人が関わりながら、有効な芸術の方法を体験しながら学んでいくものです。

2、今回は、街のなかのさまざまな状況の一つとして、一番町のビルのなかのかつてナイトクラブだった場所を舞台として、その場所をなにか他のかたちで活用する企画を考えます。

3、ナイトクラブを「芸術のための場所」として活用する企画を考え、その内容を他人に効果的につたえるようにかたちにあらわします。

(板書より)

ゲージツ学校の概要をみなさんに伝えたあと、美術家のタノタイガさんに、数ある作品から「タノテナシプロジェクト」「海苔舟」「プライベート・パブリック・プール」「ピローdeトーク」の4作品について解説してもらいました。

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それぞれの作品をつくる動機や背景について、また、作品がもたらした影響や効果についてポイントを絞ってお話いただきました。

タノさんの説明が終了後、 いよいよ今回のゲージツ学校のお題である一番町の閉店したナイトクラブへ移動です。

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ナイトクラブの雰囲気に参加者のテンションはあがりっぱなしでした。

舞台上でポールダンスを始めるタノさん・・・

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また、自作のリリックをラップしてくれた参加者の方も!

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タノさんが絡んでナイトクラブのママを演じる参加者。照れる参加者に向かって「ママを演じるって大変でしょ?」とタノさんの一言が印象的でした。

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この興奮をメディアテークへ持ち帰り、数名のグループに分かれて場所を見た感想や気になったことなどを言葉にしてもらいます。

集まった言葉を整理しながら主題となりそうなキーワードを探していきます。

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参加者全員で他のグループの内容を確認し、タノさんからの指摘を受けながら、再度グループで作業を行いました。

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まだ主題を見つけるところまでは到っていませんが、なかには「ジェンダー」や「コミュニケーション」などのキーワードも出てきました。

6月から7月の毎週土曜日に設定した企画相談日を活用しながら、各グループごとに、主題を定め、必要な調査活動を行い8月7日の発表に向けて企画を練り上げていきます。

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プロジェクト

高校生などの若年層が、哲学や芸術の分野で活躍する講師とともに、対話と実践を重ねながら、わたしたちにとって芸術とは一体何なのかを考えていくプロジェクトです。

プロフィール

東京生まれ、仙台育ち。美術家。東京造形大学造形学部卒業、東北芸術工科大学大学院芸術工学研究科芸術文化専攻彫刻コース修士課程終了。立体造形、映像、パフォーマンス等、多様な表現手法によって、社会制度やルー…