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グラビア おおだいらまこ

2024年03月08日

《大きい橋》 2023/アクリル、キャンバス/910×1167 mm (F50号)

ジャーナル11号では、おおだいらまこさんの作品を掲載しています。

大きな橋、川、電波塔、流木や尖った建物が描かれている。例えば、絵画にまつわる1つの問いとして、それらの組み合わせが風景であることはどうしてわかるのか、という問題がある。「絵画」の存在については、歴史や認知、記憶、社会etc…、様々な概念の中で問われてきた。「美術作品を作る」ことを、モチーフの探求では無く「ハードを開発する」ことと捉えたおおだいらにとって、本作の「風景」は、鑑賞者ごとに異なるであろう「絵画」との距離を測る、もの差しのごとく機能しているように見える。

 

おおだいらまこ

1995年青森県生まれ。尾道市立大学大学院美術研究科美術専攻絵画研究分野 (油画)修了。「絵画作品と鑑賞者を含めた展示空間」をテーマに制作を行う。絵画の枠組みを拡張することで絵画を再定義し、絵画作品ひいては美術作品の親しみやすさを探っている。主な展覧会に、個展「ホワイトバランス」(ギャラリークレイドル・青森市/2022)、公募展「第22回グラフィック「1_WALL」展」(ガーディアン・ガーデン・銀座/2020)。
個展「∩頂天-ウチョウテン」を、2024年7月2日(火)〜14日(日)ギャラリーターンアラウンド(仙台市)にて開催予定。

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その他

「え?どうしてここでアート? in 東北」と題して、東北でアートの現場をつくる3名の方に寄稿いただきました。市川寛也、森健太郎、日沼禎子(執筆順)

プロフィール

1995年青森県生まれ。尾道市立大学大学院美術研究科美術専攻絵画研究分野 (油画)修了。「絵画作品と鑑賞者を含めた展示空間」をテーマに制作を行う。絵画の枠組みを拡張することで絵画を再定義し、絵画作品ひ…