グラビア 宮崎夏次系
2018年10月10日 (更新:2018年10月10日)
「もっこり」 2018
今回のジャーナル4号では、宮城県在住の漫画家・宮崎夏次系さんによる描き下ろし作品を掲載しています。
ともするとルーチンと化す毎日の生活の中で、アートと出会うこと、そしてその衝撃を、勢いあふれる鮮やかな画面で表現されています。
「街中にある透明なフィルム、線の向こう側、はみ出す、滑稽なゆがみ、見慣れた風景に違和感、異物混入、暴発、ナンセンス、あいた穴だけが残る。− 宮崎夏次系」
宮崎夏次系(みやざき・なつじけい)
1987年宮城県生まれ、在住。宮城県宮城野高等学校美術科を経て、多摩美術大学美術学部絵画科版画専攻卒。第56回ちばてつや賞(2009年)一般部門に応募した『赤い朝』で準入選受賞をきっかけに、『夕方までに帰るよ』(講談社)で月刊漫画雑誌デビュー。キャラクターの繊細な感情や機微を、丁寧かつ鮮明に描く作風で広い層から熱烈な支持を集める。最新刊に、高校時代の機構をモチーフにした『なくてもよくて絶え間なくひかる』(小学館、2018年8月発行)のほか、『培養肉くん』1巻(KADOKAWA、2018年9月28日発行)がある。