グラビア 門馬美喜
2018年02月16日 (更新:2018年2月16日)
「Route/78 ヶ月 東京―相馬―仙台」2013-2017
東京と郷里の福島県相馬市を行き来する作家が、東日本大震災以降、変わり続ける常磐線沿線の風景を6 年半にわたって追い、都度、描きとめてきた記録性の高い絵画である。「コンニチハ技術トシテノ美術」展(せんだいメディアテーク、2017)では比較的近年に描かれた31 点が出品された。(撮影:小岩勉)
門馬美喜(もんま・みき)
1981年福島県相馬市生まれ。東京造形大学絵画専攻卒業。2005年より中国美術学院大学及び中央美術学院に留学し、書と山水画を学ぶ。滞在中には中国大陸縦横断をしながら各地で制作を行う。2013年より震災の影響で断念していた美術制作を再開し、2015年11月に個展「Route 故郷/被災地に通う道」(ギャラリーなつか、東京)を開催。その後の出展に「Route/59ヶ月」(2016年、トーキョーワンダーサイト本郷)、「SICF18」(2017年)、グループ展に、「被災地からの発信 ふくしま3.11以降を描く」(2016年、福島県立美術館)がある。