2024年8月17日に多々良哲さん(あいコープ顧問)、小岩勉さん(写真家)のトークイベント「女川の海風」がSARPスペースBで開催されました。

女川原子力発電所が建設される以前の77年頃から建設反対運動に関わり続ける多々良さん。 88年から女川での撮影を始め、原発のある町の生活を丹念に続けてきた小岩さん。 二人の当時の写真を見ながら、反対運動の最中、町では何が起こっていたのか、そこに暮らす人々の暮らしはどのようなものだったのかを伺いました。

「大人が本気で怒っている姿をはじめて見て驚いた」多々良さん。「その日の撮影が終わり、暗くなり帰ろうとしていると、泊まっていけ、と気さくに泊めてくれた。女川ではみんなそうだった」と小岩さん。会場は二人の話に引き込まれ、熱気に包まれた時間となりました。

女川の人々の生活の記録と記憶から、今現在を生きている私たちにも通じることが多くあることを知り、考える機会となりました。

文章：ほんだ あい（喫茶frame）

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◉トークイベントの映像は以下のYouTubeチャンネルからご覧になれます。

せんだいメディアテーク・オンライン

女川の海風〜ひと、まち、そして原発のある暮らし（2024年8月17日）

◉女川原子力発電所や世界での原発周辺の出来事を年表形式でご紹介しています。

女川原子力発電所をめぐるながれ

（制作　ほんだあい／人物イラスト　木村良）