【関連展示】もしあなたが、デコレータークラブとどこかで遭遇したとき、そこで起きた「衝動」を誰かに伝えることはできるだろうか?
2024年11月06日 (更新:2024年11月5日)
©︎IIKAWA Takehiro
飯川雄大 個展
もしあなたが、デコレータークラブとどこかで遭遇したとき、そこで起きた「衝動」を誰かに伝えることはできるだろうか?
I wonder if you would be able to communicate to someone about the “impulse” that you may feel when encountering the decorator crab.
神戸を拠点に国内外で活躍する飯川雄大は、近年注目のアーティストです。一見、ポップで誰もが親しみやすい作風ながら、鑑賞者を巻き込み、時間や距離の離れた場所へと偶然の出来事を送り届けるように設計された、多様なインスタレーション作品を中心に展開しています。昨年、飯川がせんだいメディアテークと共に企画を構想し、残念ながら実現には至らなかった仙台市青葉区西公園での高さ26m、全長35mの《デコレータークラブ − ピンクの猫の小林さん》計画もその一つと言えます。
本展は、飯川のこれまでの活動を仙台で初めて紹介するほか、赤々舎とせんだいメディアテークより刊行された飯川雄大の記録集『飯川雄大 デコレータークラブ』における制作資料などもあわせて展示いたします。飯川の一筋縄ではいかない魅力あふれる活動の一端を楽しんでもらえればと思います。
日時|2024 年11月27 日(水)~12月15日(日) 月曜休廊
11:00 – 19:30 ※日曜17:00まで、最終日16:00まで
主催・会場|Gallery TURNAROUND
〒980-0805 宮城県仙台市青葉区大手町6-22 久光ビル1F
Tel 022-398-6413 E-mail info@turn-around.jp
URL http://turn-around.jp/
協力|OF HOTEL、せんだいメディアテーク(公益財団法人仙台市市民文化事業団)
飯川 雄大(いいかわ・たけひろ)
1981年兵庫県生まれ。神戸を拠点に活動。成安造形大学情報デザイン学科ビデオクラスを卒業。2007年から〈デコレータークラブ〉の制作を始める。全貌を捉えることができない大きな彫刻作品《ピンクの猫の小林さん》など、鑑賞者の思考を誘発しながら展開する作品を制作。近年は「デコレータークラブ:未来のための定規と縄」(霧島アートの森、2023年、鹿児島)、「デコレータークラブ:同時に起きる、もしくは遅れて気づく」(彫刻の森美術館、2022年、神奈川)で個展を開催した。
https://www.instagram.com/takehiro_bau/
【関連イベント】
①TALK
11月27日(水)19:00-20:30(要予約15名程度 参加無料)
TALK:「想像力を通じて、風景を変容させる」
記録集『デコレータークラブ』に寄稿していただいた五十嵐氏とともに、公共空間における作品の今について話します。
話し手:飯川雄大(アーティスト)、五十嵐太郎(建築史・建築批評家/東北大学大学院教授)、甲斐賢治・田中千秋(せんだいメディアテーク)、司会:関本欣哉(Gallery TURNAROUND)
②ツアー
12月8日(日)13:30-15:00(要予約10名程度 参加無料)
ツアー:「西公園で猫の小林さんを想像する」
飯川雄大が仙台でリサーチをしていた「西公園」を田中千秋(せんだいメディアテーク)共にめぐり、断念した作品プランを想像したり、未来のための話をします。
ガイド:飯川雄大(アーティスト)、田中千秋(せんだいメディアテーク)
13:30にギャラリーターンアラウンドをスタート 雨天決行
▶申し込み(Gallery TURNAROUND)
下記フォームからお願いします
https://forms.gle/vuqi6nY8hzVqkhmt5
企画・運営:Gallery TURNAROUND
主催:せんだいメディアテーク(公益財団法人仙台市市民文化事業団)
【関連書籍】
『飯川雄大 デコレータークラブ』
定価:5,500円(税込)
発行 赤々舎/せんだいメディアテーク
デザイン:高見清史(view from above)
編集:せんだいメディアテーク、内田伸一
印刷:ライブアートブックス
判型:H303mm×W225 | 218ページ | 上製本 | 和英併記
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