【レポート】サーキュラーファイトクラブ:8月の活動
2024年09月03日 (更新:2024年9月3日)
7月から始まった せんだいリブート サーキュラーファイトクラブ
8月の活動は2日(金)、3日(土)で開催されました。
コンポスト部(tsugi)と 海ごみ部(海辺のたからもの)のワークショップが行われました。
【コンポスト部(tsugi)】
生ごみを捨てずに資源として循環させることができる「コンポスト」で作った堆肥を使ってミニ野菜畑を作ろう!というワークショップ。
自分でプランターを作って、土と堆肥を入れて、タネを植えていきます。
堆肥を入れる際は、子ども達に「栄養がたくさん入った土だよ」と、伝えていました。
楽しく和気あいあいと作業しながらも、土をプランターに入れる作業は、とても真剣。
プランターには、隣のスタジオbで開催されている雑がみ部の素材を使って各々デコレーションしました。
お手製のプランターで愛着が湧いているようで、お家でのお世話も楽しくなりそう。
自分だけのミニ野菜畑、今から収穫が楽しみです。
身近な牛乳パックでプランターを作って、土を触って、野菜のタネを植えて、育てて、食べる、という体験から、
食べること、循環することなどを考えるきっかけとなりそうです。
ちょうどオリンピック開催時期で、雑がみで作ったコンポストオリンピックの金メダル‼︎
【プラごみ部(海辺のたからもの)】
たくさん積まれたゴミ袋の山。そのうちのひとつを選んで、結び目を開いて、床に豪快に広げます。
普段こんなことしたら、絶対にお家の人に怒られてしまいそう。そんなことが自由にできるのだから、とてもいい笑顔でした。
展示されたゴミ、遠目ではゴミではなくカラフルな部品のようにも見え、思わず近くに見にくる方も多くいらっしゃいました。
子どもは気になるものを手に取って「これ何?」と聞いてくることが多く、「お家にあるんじゃないかな?」と言っても、まだわからない様子。
大人は形状から元々どんな用途で何のゴミだったか判断できますが、子どもにとっては不思議な形や色のなんだか気になる物。
錠剤の薬のカラなど、(子どもは主にシロップや粉薬を服用するので)まだ触れたことがないものが多く、
プラごみという概念がほとんどなく、形や素材に対して純粋に向き合っている姿が印象的でした。
お隣のスタジオbで開催の雑がみ部と行き来しながら、作品作りする部員さんも。
「透明なもの〜」と、材料を探していた小さな部員さんは、プラごみの山でお目当てのものを見つけたようでした。
ツリーに、プラごみをくっつけていく作業では、初めて電動工具を使う小学生の部員さんもいましたが、ものの数分でしっかり使いこなしていました。
【感想】
プラごみとは?と改めて考えてみました。
そもそもゴミは不要になったものや、役目を終えたもの。
お弁当容器、たまごパック、錠剤のカラなど→目的地まで安全に商品を運ぶ
商品のパッケージ→店頭で何の商品で、どんな特徴があるのか、誤解がないように消費者に伝える
運んだり、伝えたりしたら役目を終えたことになりますが、容器やパッケージ自体は何の変化もしていない。
汚れも水や洗剤でほとんど落とせて、元通りになる。たまごパックは、もう一度そのまま使えそうです。
家庭ゴミは、食べ残しや、汚れたものも多く、家庭でもう一度使うのはなかなか難しいです。
そうなると、プラごみって いわゆる「ごみ」なのでしょうか?使われていた時と同じ形をしているのに…
ごみと呼んでいいかわからなくなってきました。(スタッフS)