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【レポート】テトラとリリック 仙台から見る海洋プラスチックのいま

2021年03月26日

世界的に注目されている海洋プラスチック問題。
仙台市環境局とせんだいメディアテークが開催した展示「テトラとリリック」では、仙台を拠点に全国的に活動するラッパーHUNGERさん(GAGLE)が制作した新作のリリック(言葉)を展示したほか、海洋プラスチック啓発の情報展示を開催しました。

 

HUNGERの「汐時」
ラッパーHUNGER氏による新作のリリック「汐時(しおどき)」は、メディアテーク南東部分のガラス面に設置しました。

撮影:越後谷出

 

リリックの内容は、生活者の目線、実感から書かれたもので、同じ時代で暮らす人たちであれば共感できるもの。
リリックは公開しているハンドアウトに掲載していますので、ぜひご覧ください。
「テトラとリリック 仙台から見る海洋プラスチックのいま」ハンドアウト[会場配付資料](PDF)

 

リリックの制作過程についてや、込めた思いについては、公開されている記録映像にHUNGERさんのインタビューが収録されているので、ぜひご覧下さい(4分程度の動画です)。

この映像の中で流れているのが「汐時」の音楽トラック。波の音をバックにHUNGERさんのラップを聴くことができます。
期間中は音楽が聴けるように、音源ページにリンクするQRコードを会場に設置していました。

デザイン・制作はHUNGER氏とも関わりの深い、仙台在住のデザイナー伊藤裕氏に依頼。感光紙による海のような青い色に、感光の差による揺らぐような文字が浮かび上がり、リリックへの世界へさらに一段引き込まれるような印象的なデザインとなりました。

 

情報展示
1階エレベーター前には大きな消波ブロック型の段ボールを展示。これをアイキャッチとして、その周辺に、海洋プラスチックについての情報を展示しました。
消波ブロック型段ボールや情報パネルのデザインはデザイナーの渡邉武海氏に依頼し、エレベーター周辺を回りながら、海洋プラスチック問題や、仙台の取り組みについての情報を得ることができるようにしました。

撮影:越後谷 出

撮影:越後谷 出

撮影:越後谷 出

 

展示したパネルの内容はこちらのPDFからご覧いただけます。

トリビア[海洋プラスチック一言メモ]

情報展示パネル

 

 

関連企画 仙台市民図書館「読んで考える環境問題」
2021年2月4日(木)〜2月18日(木)
せんだいメディアテーク3階 市民図書館

仙台市民図書館の協力で、海洋プラスチック問題など環境問題についての書籍を特集しました。図書館にも多くの環境関連の書籍がありますので、ご関心のある方はぜひ調べてみてください。

仙台市民図書館

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テトラとリリック 仙台から見る海洋プラスチックのいま
https://artnode.smt.jp/project/tetra_lyric

開催日時 2021年1月29日(金)〜3月24日(水) 9:00〜20:00
※2月25日は全館休館日
※せんだいメディアテーク臨時休館にともない、3月23日正午をもって展示を終了

リリック HUNGER(ラッパー)
リリックパネル制作 伊藤裕(デザイナー)
什器・情報展示デザイン 渡邉武海(デザイナー)

主催 仙台市環境局、せんだいメディアテーク (公益財団法人 仙台市市民文化事業団)
協力 公益財団法人 みやぎ・環境とくらし・ネットワーク(MELON)

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プロジェクト

会期 2021年1月29日(金)〜3月24日(水) ※2月25日は全館休館日 ※せんだいメディアテーク臨時休館にともない、3月23日正午をもって展示を終了しました。 時間 9:00〜20:00 会場 …