NISHINARI YOSHIO 写真展 最後のファッション
2022年09月22日 (更新:2022年11月22日)
アートノードでは、コロナ禍などの影響を受けている仙台市中心市街地において、文化面での交流を促進すべくARCADE(アーケード)と題した活動として、「NISHINARI YOSHIO」の写真展を仙台フォーラス 7f even にて行います。
【開催概要】
大阪市西成区は、都市部にもほど近いことから人口密度が極めて高く、交通至便な商工業の街、下町の風情ある街として知られています。近年この地区は、高齢者単身世帯数が市内でも突出して高く、同時に都市型のリゾートが開発されるなど周囲の環境が大きく変りつつあります。そのようななか、美術家・西尾美也と西成区山王にある創造活動拠点「kioku 手芸館 たんす」に集まる高齢女性たちとの共同制作により2018 年にファッションブランド「NISHINARI YOSHIO」が誕生しました。
「NISHINARI YOSHIO」の洋服は、メンバーが西成に暮らす身近な人を想定し、その人のためのジャケットやパンツをデザインするというお題から作られたもの。「たんす」に集まる不要になった生地を活用し、1 点ごとに布違いで制作していることも特徴の1 つです。地域の女性たちによる予想を裏切るアレンジや発想の飛躍、西尾が考えるイメージとの齟齬など、予期せぬズレをコンセプトの一つに、作業着=日常を生きるための服を提案しています。
https://nishinariyoshio.com
Facebook/instagram:@nishinariyoshio
NISHINARI YOSHIO 写真展 最後のファッション
2022年12月19日-2023年1月15日 10:00−20:00
*年末年始変動あり(12/31(土)10:00~18:00、1/1(日)休業、1/2(月)8:00~19:00、1/3(火)10:00~19:00)
TURN ANOTHER ROUND(仙台フォーラス 7F even内)
入場無料
主催:せんだいメディアテーク(公益財団法人 仙台市市民文化事業団)
企画運営:一般社団法人brk collective[ブレコ]
協賛:OF HOTEL
協力:仙台箪笥協同組合、仙台フォーラス、一番町一番街商店街振興組合
会場構成:NO ARCHITECTS
【トークイベント】
いのちの世話と最後の3着
西尾美也(美術家)×鷲田清一(哲学者、せんだいメディアテーク館長)
◎開催日時:2023年1月14日 7日(土)14:00-15:30 ※日付変更になりました
◎開催場所:仙台フォーラス7F BASE sendai パーク内、入場無料
◎定員:50名(抽選) ※受付終了しました
【関連企画①】
NISHINARI YOSHIO ポップアップショップ(主催:even)
展示会場内で実際に「NISHINARI YOSHIO」の洋服を販売します。
◎販売期間:写真展期間と同じ
◎開催場所:仙台フォーラス7F even内、入場無料
【関連企画②】
ワークショップ「先代の柄を縫う」
「NISHINARI YOSHIO」が展開する商品には、昔からあるもの=「先代」がテーマになっているものがいくつかあります。それらのオリジナル図案を活用し、「仙台」の参加者が持参する洋服にアップリケや刺繍を施すことで、新たな価値を与えるオリジナルウェアを制作します。
■日時|12/21(水)、24(土)、28(水)、1/4(水)、11(水)、14(土) 13:00〜18:00
*予約不要・出入り自由
*所用時間は各自の作業ペースによりますが、簡単なものであれば30分程度、選ばれるテーマによっては数時間かかりますが、途中で持ち帰ることも可能です。
*上記日時以外でもスタッフが対応可能であれば実施できますのでお尋ねください。
■開催場所|仙台フォーラス7F even内
■持ち物|リメイクしたい洋服(こちらで準備した古着から選んでいただくこともできます)
■参加費|500円(材料費込み)
*「家族の制服」「カンガえる」「町を縫う」「Storyscape」の4つのテーマから選択いただきます。複数選択いただくことも可能です。
【プロフィール】
西尾美也(にしお・よしなり)
美術家。1982 年奈良県生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。博士(美術)。文化庁芸術家在外研修員(ケニア共和国ナイロビ)、奈良県立大学地域創造学部准教授などを経て、現在、東京藝術大学美術学部先端芸術表現科准教授。装いの行為とコミュニケーションの関係性に着目し、市民や学生との協働によるプロジェクトを国内外で展開している。http://yoshinarinishio.net/
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