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こどもアートひろば 展覧会 アーティスト KOSUGE1-16アッペトッペ=オガル・カタカナシ記念公園

「やりたい、書きたい、あそびたい」 天江富弥

「盞々抄号外」(昭和50年3月23日号)


「別にこれという思ひつきも、たくみもなく、一つの気分です」スズキヘキ

「ミヒカリ」第 4巻5号(昭和2年5月刊)

開催概要

  • こどもアートひろば 展覧会
    アッペトッペ=オガル・カタカナシ記念公園

    アーティスト KOSUGE1-16

    カタカナの形をした遊具やひろばで毎日あそべるよ!
    天江富弥とスズキヘキも等身大こけしで登場!

    地下鉄国際センター駅が、こどものためのアートひろばになります。
    アーティストユニットKOSUGE1-16が、大正時代の仙台の児童文化運動に影響を受け、その機知に富んだ活動を記念したカタカナの形の公園を作り出します。会期中は、さまざまなイベントも開催します。
    こどもはもちろん、昔こどもだった方々もぜひお越しください!

    公園設計、制作:KOSUGE1-16  カーペット構想、制作:イトウユウコ
    会 期 :
    2016年12月15日(木)〜26日(月)
    ※会期中無休 10時〜19時(26日のみ17時終了)
    会 場 :
    地下鉄東西線 国際センター駅 2階青葉の風テラス
    入場料 :
    無 料
    主 催 :
    せんだいメディアテーク(公益財団法人 仙台市市民文化事業団)
 

コンセプト

 「カタカナ詩」で知られる童謡詩人スズキヘキと、こけしを全国にはじめて紹介した郷土研究家の天江富弥。「みやぎの子どもにみやぎのうたを」と考えた二人が大正時代に生み出した全国初の童謡専門誌「おてんとさん」とその活動は、短い期間ながら仙台の児童文化に大きな影響を与え、その遺伝子は今も受け継がれています。
 KOSUGE1-16は当時の活動を現代の感覚でなぞり、ヘキのカタカナ詩をモチーフにした遊具としても楽しめるアート作品や、ハナカタマサキ氏とワークショップ参加者が協働制作した新作童謡やアニメーションなどを発表します。
 また期間中は、「会屋(かいや)」と呼ばれるほど多くの「会」を作り出した天江にちなんで、アーティストらとともに多種多様なイベントを開催。天江のユーモア精神やヘキの童謡活動を現代的に解釈したプログラムを行います。

  • 天江 富弥 スズキ ヘキ
  • 天江 富弥(あまえ とみや)写真左

    明治32年(1899)〜昭和59年(1984)
    本名 富蔵、宮城県(仙台市)生まれ。郷土研究家。ふるさとを愛し、ヘキをはじめ多くの人々と、みやぎの文化を育みました。"オンチャン"の名で親しまれ、童謡・こけし・絵・俳句…いろいろな分野でみんなの力になりました。


    スズキ ヘキ 写真右

    明治32年(1899)〜昭和48年(1973)
    本名 鈴木栄吉、宮城県(仙台市)出身。詩人。
    子どもたちのために、詩を書いたり、童謡をきかせたりしました。はなし言葉を大切にするために詩や童謡にカタカナを使いました。『スズキヘキ童謡集』を残しています。

仙台文学館の常設展示「おてんとさん」のコーナーでは、スズキヘキと天江富弥の活動を紹介しています。
仙台文学館
仙台市青葉区北根2-7-1 TEL 022-271-3020

  • 不思議なタイトル

    ヘキが大切にした郷土のはなし言葉(仙台弁)と音の響きを活かしたタイトルです。
    会場はカタカナ文字型遊具のある公園のような空間になっています。

  • アニメ「原始の星」

    本展のために制作したハナカタマサキ氏による童謡アニメ
    「原始の星」をご覧になれます。

 

イベント詳細

「会屋」と呼ばれた天江にちなみ、さまざまなイベントを開催します。


  • 外国絵本のおはなし会

    12月17日(土)14:00~15:30

    仙台に暮らす外国人の方々が、母語で読み聞かせを行います(日本語でも行います)。世界の様々な言語の響きや絵本の魅力をお楽しみください。

    出演予定
    : 
    ベトナム、中国、韓国、インドネシアのみなさん
    参  加
    : 
    無 料
    企  画
    : 
    公益財団法人 仙台観光国際協会

    ワークショップ


    ホヤちょうちんのお出迎え

    12月18日(日)14:30〜17:30

    電車の到着に合わせて空気で膨らむオレンジ色のちょうちんを作ります。

    講  師
    : 
    磯崎道佳
    対  象
    : 
    8才以上(大人や保護者が一緒なら年齢不問)
    定  員
    : 
    最大20人
    参  加
    : 
    無料 要事前申込(申し込み方法は下部に記載)


    カタカナシ記念トーク

    12月23日(金・祝)17:00〜18:30

    KOSUGE1-16 土谷享氏が今回の作品とその制作プロセスなどについて、スタッフやアーティストを交えて語ります。

    参  加
    : 
    無 料

    ハナカタマサキライブ

    12月25日(日)
    ①12:00~13:30 ②17:00~18:30

    音楽家ハナカタマサキ氏が、自身のバンドを率いて、スズキヘキの曲をアレンジした童謡コンサートを開催します。 大村太一郎(コントラバス、ウクレレ)、北添紫光(トイドラム)、大村菜穂子(メロディオン、グロッケン.etc)とのカルテット編成でお届けします。

    参  加
    : 
    無 料

    ワークショップ


    オテントサンサンお花パッチワーク

    期間中ほぼ毎日、随時開催します

    「ホヤソファー」にお花のパッチワークをするワークショプ。 スズキヘキの童謡「オテントサン アリガトウ」のイメージでお花のパッチワークをしましょう!

    企  画
    : 
    磯崎道佳
    講  師
    : 
    土谷享(KOSUGE1-16)
    参  加
    : 
    無 料

  • ~こけしが語る宮城の民話~
    こけしぼっこのこけし劇

    12月18日(日)
    ①11:30~12:00 ②13:30~14:00

    今回はこけしを初めて世の中に紹介した天江富弥と、スズキヘキのこけしも登場します。

    出  演
    : 
    こけしぼっこ
    参  加
    : 
    無 料

    ワークショップ


    おがる彫

    12月23日(金・祝)
    ①10:00~12:00 ②13:00~15:00

    古くから子孫繁栄・商売繁盛のご神体として男根型木像を祭る習わしがありました。このワークショップでは、香木を素材に小刀でご神体を彫ります。ウィンナーコーヒーをのみながら天江富弥が行っていた「おがる講」について学びます。

    企画・講師
    : 
    タノタイガ(美術家)
    参  加
    : 
    無料、ただし飲み物代(450 円)実費負担あり。
    対  象
    : 
    子育てに興味のある方、子育て中の方、商売繁盛を願う方
    定  員
    : 
    各回10名

    出来上がったものは奉納もできます。

    プレジャーマーケット@カタカナシ記念公園

    12月25日(日)11:00~16:00

    内  容
    : 
    苔玉づくりワークショップ、古雑貨販売、パンと焼き菓子の販売 ほか! 一部有料
    企  画
    : 
    特定非営利活動法人都市デザインワークス


    ホヤソファーとカウチタンコロリン

    展覧会期中、会場に設置します

    ホヤの形をしたソファーと、柿をイメージしたテーブルでくつろげる空間。コロコロ昼寝するも良し、コーヒーを飲むのも良しの空間です。

    制  作
    : 
    磯崎道佳
    参  加
    : 
    無 料

    「ホヤちょうちんのお出迎え」「おがる彫」参加申込方法

    FAXまたはメールで、
    ①参加希望の催し名
    ②参加希望時間(おがる彫のみ)
    ③氏名
    ④住所
    ⑤電話番号
    ⑥年齢を記入し、12月9日(金)必着までにお申込み下さい。
    応募多数の場合抽選となります
    (参加の可否は12月12日頃までにご連絡します)。
    お子さま連れでも参加できます。

    ●いただいた個人情報は本事業のお知らせ以外の目的で使用しません
    応募宛先:せんだいメディアテーク地域展開班まで
    FAX:022-713-4482 /メール:artnode@smt.city.sendai.jp

※開催期間中は「仙台国際センター」は工事のため、授乳室など使用できません。あらかじめ、ご了承ください

外国絵本のおはなし会

12月17日(土)14:00~15:30

仙台に暮らす外国人の方々が、母語で読み聞かせを行います(日本語でも行います)。世界の様々な言語の響きや絵本の魅力をお楽しみください。

出演予定
ベトナム、中国、韓国、インドネシアのみなさん
参加
無 料
企画
公益財団法人 仙台観光国際協会

ワークショップ


ホヤちょうちんのお出迎え

12月18日(日)14:30〜17:30

電車の到着に合わせて空気で膨らむオレンジ色のちょうちんを作ります。

講師
磯崎道佳
対象
8才以上(大人や保護者が一緒なら年齢不問)
定員
最大20人
参加
無料 要事前申込(申し込み方法は下部に記載)

カタカナシ記念トーク

12月23日(金・祝)17:00〜18:30

KOSUGE1-16 土谷享氏が今回の作品とその制作プロセスなどについて、スタッフやアーティストを交えて語ります。

参加
無 料

ハナカタマサキライブ

12月25日(日)
①12:00~13:30 ②17:00~18:30

音楽家ハナカタマサキ氏が、自身のバンドを率いて、スズキヘキの曲をアレンジした童謡コンサートを開催します。 大村太一郎(コントラバス、ウクレレ)、北添紫光(トイドラム)、大村菜穂子(メロディオン、グロッケン.etc)とのカルテット編成でお届けします。

参加
無 料

ワークショップ


オテントサンサンお花パッチワーク

期間中ほぼ毎日、随時開催します

「ホヤソファー」にお花のパッチワークをするワークショプ。 スズキヘキの童謡「オテントサン アリガトウ」のイメージでお花のパッチワークをしましょう!

企画
磯崎道佳
講師
土谷享(KOSUGE1-16)
参加
無 料

~こけしが語る宮城の民話~
こけしぼっこのこけし劇

12月18日(日)
①11:30~12:00 ②13:30~14:00

今回はこけしを初めて世の中に紹介した天江富弥と、スズキヘキのこけしも登場します。

出演
こけしぼっこ
参加
無 料

ワークショップ


おがる彫

12月23日(日)
①10:00~12:00 ②13:00~15:00

天江富弥が居酒屋炉ばたで行っていた「おがる祭」や「おがる講」。「おがる」は育つ、大きくなるという意味です。どんな祭りだったのでしょう?「おがる」をテーマに美術家タノタイガ氏がワークショップを行います。

企画・講師
タノタイガ
対象
子育てに興味のある方、子育て中の方。(刃物を使って簡単な木彫を行います。)
参加料
無料ですが、飲み物(ウインナーコーヒー)を実費でご購入いただきます。各回10名・要事前申込(申込方法は下部に記載)

プレジャーマーケット@カタカナシ記念公園

12月25日(日)11:00~16:00

内容
苔玉づくりワークショップ、古雑貨販売、パンと焼き菓子の販売 ほか! 一部有料
企画
特定非営利活動法人都市デザインワークス

ホヤソファーとカウチタンコロリン

展覧会期中、会場に設置します

ホヤの形をしたソファーと、柿をイメージしたテーブルでくつろげる空間。コロコロ昼寝するも良し、コーヒーを飲むのも良しの空間です。

制作
磯崎道佳
参加
無 料

「ホヤちょうちんのお出迎え」「おがる彫」参加申込方法

FAXまたはメールで、
①参加希望の催し名
②参加希望時間(おがる彫のみ)
③氏名
④住所
⑤電話番号
⑥年齢を記入し、12月9日(金)必着までにお申込み下さい。
応募多数の場合抽選となります
(参加の可否は12月12日頃までにご連絡します)。
お子さま連れでも参加できます。

●いただいた個人情報は本事業のお知らせ以外の目的で使用しません
応募宛先:せんだいメディアテーク地域展開班まで
FAX:022-713-4482 /メール:artnode@smt.city.sendai.jp

※開催期間中は「仙台国際センター」は工事のため、授乳室など使用できません。あらかじめ、ご了承ください

 

企画制作と参加アーティスト

  • 企画制作

  • KOSUGE1-16
  • KOSUGE1-16 (こすげいちのじゅうろく)

    2001年に車田智志乃(くるまだ・ちしの)、土谷享(つちや・たかし)のアーティストユニットとして活動開始。2010年「こどものにわ」(東京都現代美術館)、あいちトリエンナーレ2010など、出展多数。せんだいメディアテークでは2006年に体験型アートイベント「青葉縁日」へ参加したほか、2008-2009年に開催した「どんどこ!巨大紙相撲」がある。 今回の展示は、イギリスや前橋市などで展開してきた『The Playmekers』シリーズの新作となる。
    http://kosuge1-16.com

  • 参加アーティスト

  • 磯崎道佳
  • 磯崎道佳(いそざき みちよし)アーティスト

    1968年水戸市生まれ。2001年P.S.1/MoMAスタジオプログラム参加(NY)。現在北海道ニセコ町在住。主なプロジェクトに「パラシュートとマキオ」2002年。「ぞうきんぞうプロジェクト」2004年。「ドーム/DOMEプロジェクト」2005年など。

  • KOSUGE1-16
  • イトウユウコ(布物作家)

    学生時代から演劇の衣装を製作しながら、独自のコスチュームや布を使ったインスタレーションを発表。代表作に「こもれび」「もてあましている」。

  • こけしぼっこ
  • こけしぼっこ(人形劇グループ)

    2011年冬、東北に生まれたこけしの魅力を地元のこどもたちと分かち合うべく、仙台市内の幼稚園やイベント会場にて、こけしが語る昔話「こけし劇」の上演を始める。最近は宮城の民話を題材としたこけし劇に取り組んでいる。

  • タノタイガ
  • タノタイガ(美術家)

    東京生まれ、仙台育ち。東京造形大学造形学部、東北芸術工科大学大学院修了。2011年「タノンティア資料室」(個展、せんだいメディアテーク)、2012年「水と土の芸術祭2012」(新潟)など参加展覧会多数。

  • ハナカタマサキ
  • ハナカタマサキ(ミュージシャン/アニメ映像作家)

    山梨県出身・高知県在住。ギターと玩具を主軸に無数の楽器を演奏。全てを作詞・作曲、演奏、アレンジ、レコーディング、ミュージックビデオ発表までひとりで手掛ける。2014年1stアルバム『Lentment』、現在2nd制作中。

 

会場アクセス

  • 仙台駅より

    地下鉄
    仙台市営地下鉄東西線「八木山動物公園駅」行
    「国際センター駅」下車(所要時間5分)
    タクシー
    7分
    自動車
    7分(有料駐車場有)
    徒 歩
    30分

お問い合わせ

せんだいメディアテーク 企画・活動支援室

〒980-0821 仙台市青葉区春日町2-1
電 話:022-713-4483 / FAX:022-713-4482
メール:artnode@smt.city.sendai.jp
https://artnode.smt.jp/

展覧会 会場直通(会期中開場時間のみ)
電 話:050-3709-4225

 
  • 「アートノード」とは

    2016年度よりスタートした「せんだい・アート・ノード・プロジェクト」の略称です。「優れたアーティストのユニークな視点と仕事」と、地域の「人材、資源、課題」をつなぐ、せんだいメディアテークのプロジェクトです。この企画も「アートノード」の一環として行われます。

 
  • 主催
    せんだいメディアテーク(公益財団法人 仙台市市民文化事業団)
    助成
    「SOMPO アート・ファンド」(企業メセナ協議会 2021 Arts Fund)
    協力
    青葉山コンソーシアム、荒井東町内会、一般社団法人荒井タウンマネジメント、一般社団法人ReRoots、絵本と木のおもちゃ 横田や、おてんとさんの会、株式会社東日本放送、café Mozart、協同組合仙台卸商センター、郷土酒亭元祖炉ばた、公益財団法人仙台観光国際協会、せんだい演劇工房10-BOX、せんだい3.11メモリアル交流館、仙台市、仙台市交通局、仙台文学館、ちゃいるどらんど荒井保育園、特定非営利活動法人都市デザインワークス、FACTORY-K株式会社、みやぎ子どもの文化研究所、もろやファームキッチン、渡邊愼也(地域メディア史研究家)、渡邊博一